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令和と昭和のプール事情

暑い。暑すぎる。異常なまでの暑さ。
暴力的な熱波が続く夏になってしまった日本。これが異常じゃなくて普通になりつつあるのが怖い。

蝉は暑すぎると鳴かないっていうのはホントですね。
朝はジャワジャワうるさいぐらいだけど、太陽が高くなりお昼になる頃には、セミの声はもう全然聴こえません。
蚊も、木陰や日陰では見るけど、直射日光があたる場所では全然飛んでない。暑くて飛べないのかしら?




①日本史上、今年が最も暑い夏休みだってよ

だそうです。
え? ここ数年、ずっと過去イチの暑さて言うてなかったか?
何十年に一度の~って、毎年聞いてる気もするが。

この夏は偏西風と黒潮がダブルで蛇行する影響で、史上最も暑さが厳しい夏休みになる、とどっかの気象予報士が言ってました。ホント、毎日うんざりするほどの暑さ。ヤメテー。

私の暮らす大阪でも、ついに40度予想の日が。

2日の金曜日、エグい。
8月の始まりは、とんでもない暑さ予想だ。


私が子どもの頃、昭和の時代にはこんな気温、見たことなかったよ?

実家にはエアコンをつけてない部屋もあったし、夜もつけっぱなしで寝たことなんてなかった。
昔は25度より下がらない夜を「熱帯夜」て呼んでたけれど、その基準じゃ今や熱帯夜じゃない夏の日のほうが、ない。エアコンなしじゃ寝れない。

今の親世代が子どもの頃は、プール開き直後といえば水も風も冷たくて、寒さでガクブル言いながら入っていた記憶が。唇が紫色になってる子もいっぱいいたし、むしろ水の中のほうがぬくかったよな~って、職場でも話していました。

ネット上でも、昔は気温や水温が足りないプール中止はあっても、今みたいに暑すぎての中止はなかった、と話題になってるそう。
学校では、気温と水温の合計が65度以上なら、中止になってしまうらしい。中止基準は、住んでいる地域などでも異なるらしいが。

確かにね。暑いからプールで涼むということすらできなくなった。水じゃなくてお湯になるほどの暑さだもの。
見学の子も、プールサイドなんて灼熱すぎて居てられないもん。

令和と昭和のプール事情には、大きな違いがあります。

挨拶がわりに「暑いね〜」と言う毎日




②令和のプール事情(未就学児編)

私はこども園で保育士をしています。
皆さんが想像されるとおり、未就学児のプールは浅いです。
泳法を教えるわけではないし、水慣れや水遊びがねらいのプールですから。

浅いということは、学校プールに比べて水量が少なく、水がすぐ熱せられてお湯になってしまうということ。

このくらい深ければ、水温はそこまで
急には上がらないだろうけど。

なので、私の働く園では
 ・園児の頭上にはすべて遮光ネットをかける(常設)
 ・できるだけ直前に水を張る(温められる時間を短く)
 ・開始前に遮光ネットとプールサイドにホースで水をかけ、気化熱を利用しどうにかこうにか気温を下げる
 等の対策をしています。

そうでもしないと、中止基準の【外気温35度以上・かつ暑さ指数(WBGT)31以上】よりも下げられないので。WBGTとは、外気温と湿度と輻射熱を合わせて計る熱中症計で使われる数値です。
直射日光の当たる場所では、簡単にこの基準を振り切ってしまう毎日です。
人的工夫を施して、やっとWBGTを28・29ぐらいまで下げたとしても、熱中症予防の観点から入水時間は3~5歳は20分まで、0~2歳は15分まで、と厳しい短縮時間が設定されています。

たった15分や20分プールに入るためだけに、着替えやシャワーなど前後でも大変な思いをしているのです。特に、先生が。

 ・水着がぐりぐりに丸まって着替えさせにくい!
 ・帽子やパンツがどこ行ったか分からん!
 ・えー、今オシッコって言う?
 ・背中や髪の毛を自分で拭けない子が多い!
  (家ではいつも親に拭いてもらっている?)
 ・髪の長い女の子、自分で結べないうちは短くしといてくれ!
  (髪を拭いたり結んであげたり、手間がかかる)
 ・サンダルやビニール袋にも記名してって言ってるのに! コレ誰の〜?

働く側の大人は、本音を言えばプールなんてなくなればいいのにレベルで大変なんです。大人にとっては膝丈ぐらいの水深だから、一緒に入ったとて全然涼しくもないし。ほんと、暑さで倒れそう…。
多分、何人か水中でオシッコしてそうだから、顔や頭まで水をかぶるのもためらわれる。(乳児プールはほんのり黄色い。笑)
子どもは楽しんでるから、いいけどね。

保育士はマジ激務だということを、少しでもご理解いただければ幸いです。

自分が入るだけならば、きっと楽しいはずのプール。



③猛暑のしのぎ方 ~夏は、山か?海か?

去年の夏は、暑さから少しでも逃れようと、旅行は長野や富山の標高が高い場所を目指して行ってました。
少しでも、涼しいほうへ。避暑目的なら、山でしょう。

しかし、今年の夏は海も行ってみようと計画中です。
久しぶりの飛行機予約だ。無事に行けたら、また書きます。

猛暑の真夏に、海。これは正解なのか?
暑すぎて後悔する? 日焼けしすぎてエライ目みる?

でも、夏には夏の楽しみ方ってのがあるはずよね。今年もバケットリストをひとつずつ達成していけるように、日々お仕事も頑張らなくては。
熱中症対策は万全に。

暑中お見舞い申し上げます。おしまい。


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