【読書記録＃32】 錨を上げよ百田尚樹 著

＜2023年3月25日にインスタに投稿したものをシェアしています＞

今まで小説に興味がなかったけど、去年高校生ぶりに小説(永遠の0)を読んでから小説が好きになり、百田さんの小説だけを読むようになった私が遂に本作を読了！

4日かけて、毎晩一巻ずつ一気読みしてしまう程面白かった。

実は「永遠の0」を世に出す20年前に完成した百田さんの処女作品。29歳の時に書き始めて31歳の時に完成したはいいが、屋根裏部屋に放り込んだまま放置してあった作品。

自伝的小説なのだが、どこまでが本当でどこまでがフィクションなのかわからない程にリアル。

処女作なのにずば抜けた構成力と臨場感、そして読み易さ。また、出版する際、誤字、脱字、文法の間違い以外はほとんど加筆修正なしというのも凄い。

自分でもびっくりしたのが、あとがきを読んで涙が出てきたこと。あとがきを読んで涙したのは初めて。

この作品を読まずして、百田尚樹ファンとは呼べない。

おすすめ！


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