日本人のためのアーユルヴェーダ生活
"アーユルヴェーダ"をご存知だろうか。
約5000年前にインドで体系立てられた思想で、医学であり生活習慣の教え。個人や世の中はどうすれば有益な人生/世界となるのか等の哲学が幹として流れる、「先人の生きる知恵」である。
中国の中国医学(薬や食養生)や日本の漢方、タイなどで日常使われているハーブやスパイス類とも、関連している。例えば、スパイスだと"ターメリック"は、"うこん"として日本や中国でもよく使われている。また、例えば日本の乾布摩擦はアーユルヴェーダ(から来ているとも?!)にも似たものがある。
スパイスだけがポイントではなく、どのような食材を選び、どのように調理するかもポイントで、アーユルヴェーダの原則で重要なことは「その人に合った食材と方法を選ぶこと」。その人に合ったとは、その日の体調(特に消化の状態)、体質、気候(暑い/寒い/湿度等)、これまでの食文化などによる。
1年ほど前に外国で、インド人のアーユルヴェーダ医師に私の体質を診断してもらったことがあるが、その人は、私が日本に住んでいて、インドとはずいぶん気候が違うことを踏まえて、私の体質にあう食材(炭水化物類、野菜類、果物類、タンパク質類、飲み物など。そしてどのように調理するとよいかや食べ合わせも)を説明してくれた。
あれもこれも食べたらダメ!ではなく、少し調理方法やタイミング、食べ合わせを気を付けるだけで、おすすめされた初めての食材(これまでは知識がなかったので食べる習慣がなかった)も買ってみて、いままで知らなかった調理方法(簡単)で、食のバリエーションがとても広がり楽しい。味や風味も豊かで、心が満たされるように美味しく、満足。
かつ健康に近づいていくなんて。
もちろん、和食にアーユルヴェーダの考え方を取り入れるだけ。
楽しく&美味しく続けてみよう。