日記「好きな漢字〝哲〟」
朝、日課のお散歩をしていたら梅の蕾が紅く膨らんでいて、植物って季節にすごく敏感で忠実で好きだなぁって思う。まだ寒いけれど梅はもうじき春が来るのをちゃんと知っていて準備をしているのだ。春かぁ。春が近づいてくると「子供の頃から春は好きではない」と言っていた人のことを想い出す。桜が咲いて菜の花が咲いて景色が一気に賑やかになる。置いてきぼりを喰らったような寂しい気持ちになる。卒業、入学、進級、人事異動、色々と変化のある季節だからこそ、そうゆう気持ちになるのだろう。私も同じだからあの人の気持ちはよくわかった。縁はあったけど縁がなかった極めて一時的な恋愛だった。
名前に〝哲〟の字が入っていた。高校時代に好きになった男の子、社会人の時に好きになった先輩、春が嫌いなあの人、偶然にも3人みんな同じ名前で同じ漢字の哲○さん。改めて〝哲〟って良い漢字だなぁって思う。
※道理に明るく、知恵がある。
※徳や知恵のある人。
※才能・識見のすぐれた人。
〝哲〟にはそんな意味がある。お三方ともそんな雰囲気を持った人だった。
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詩を書くようになってからは哲学に興味を抱くようになった。
哲学って難しいんでしょ?
どんな勉強をしたら良いの?
独学では無理でしょ?
そんな理由から勉強してみたい気持ちがありつつ先延ばしにしていた。今年は「新しいことに挑戦する」と決めている。早速わかりやすそうな哲学の本を探してみる。
まずは数年前に一度読んだ有吉弘行さんの「毒舌訳 哲学者の言葉」。様々な哲学者の言葉を有吉さん風に言葉にしている。ちょっと笑えるし、なるほどぉと感心するし、何よりも面白い。
最近、購入したのは飲茶さんの「史上最強の哲学入門」。これは調べたところ読みやすくわかり易いと評価が高かったから購入した。確かに読みやすい。
哲学って基本は生きる事を一生懸命に考える人の為の学問なのかしら。詩に似てるなぁと思う。学校教育も入試も、暗記から思考力を重視する時代に変化しつつある。考える事の大切さを実感している。考えない時間、ぼぉ~っと過ごす時間にも意味があると思う。けれど何気なくこなしている日常のひとつひとつの意味とか意義とか、なんだか言葉にすると難しいけれど、とにかく何でも深く考えてみようと思っている今日この頃である。
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