「ふわふわ」から抜け出せない
すごく曖昧な事を書きます。
9月までは時間に追われているような緊迫感のなか生きていた。常に成さねばならないことと時間とを天秤にかけながら過ごす感覚。
10月がはじまって、私は、時間に追い抜かれているような感覚のなかで生きている。腰を据えて打ち込まなければならないのに、軽快にあちこち奔走しながら情報収集しなければならず、やらなければならないタスクに対して身体も感情も付いてきていない。
直面するのは、内容が絞りきれていない「must」。
よく見えない遠いところにある的に向かって一生懸命目を凝らして焦点を絞るような感覚になる。
目を凝らさないことだってひとつの選択なのだけれど、その選択の先は真っ暗だ。
的には向き合っているはずなのに、ぼんやりしているからか、達成感なく時間が過ぎるのがやけに早い。追い抜かされると感じるほどに。
今日も疲れるほど何かに取り組んだ、と言えるとはいえ、何をどこまでと評価出来るほどではなく、ふわふわとした感覚のまま過ごしている。
気持ちがいいようで、悪魔的なふわふわから逃れられないような気すらする。
肌寒い朝に羽毛布団から抜け出せないような甘美な感覚に、もっと自堕落さを加えたような感覚。
そういう感覚に捉われると、私は自分に自信が持てなくなる。これでいいのだろうかと。それでも自分自身と付き合っていかなくてはならないので、早いうちにふわふわから脱出したいのだが、これがなかなか難しい。