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のり塩ポテトが食べたかっただけでして。

Melemさんの、みんフォトをお借りしました。

スーパーに行っても、何を買おうか悩みすぎて、
結局あまり買えずに帰ってきてしまうこと、
ありませんか?

私は、「モノがありすぎて選べない」。
だから、苦しい、もう帰ろう、
という時期がありました。


今でも時々あります。

買い物したいという意思はあるんです。
でも、何故か買えない。
沢山あるなかから選ぶ為の理由を探してしまう、
からかもしれません。

(食べたいなら買えばいいじゃない)
そんな声が聞こえてきそうな気がします。


そんなこんなで、
家にジャガイモと玉ねぎしか、
使えそうな食材がない日がありました。

(何か1品くらい料理がしたいな)

そんなとき頭に浮かんだのがポテトフライでした。

(あおさと塩で味付けして、
海苔塩味にすれば完璧じゃない!)


残念なことに、
常備していると思い込んでいたあおさは、
見あたりませんでした。

その代わりにずーっと前に買った、
瓶に入ったアンチョビがありました。
まだまだ使えそうです。

そこで、急遽アンチョビポテトフライに変更!


お酒が好きだった時、
クラフトビール専門店で頼んだ一品をイメージして、
勇んで作ったアンチョビポテトフライ。


味は上々。


しかし、アンチョビをちぎって加えた手先は
ベトベトで、そのタイミングで旦那が帰宅。

チェッカー開けてたっけ、と焦った私は、
油で満たされたアンチョビの瓶を2回倒し、錯乱


キッチン周りはベタベタになったけれど、
キッチンペーパーで油を吸ったし、
後で対処するから平気!と、自己完結したはずが、
意外と後からボディブローが効いてきました。


料理続行不能判定の出た私に、交代選手は、
「動画見ながら料理するからじゃない?」
と一言。

ぐぅの音も出ず…。

(たしかにつけてはいたけれども、BGM代り)

(あぁそう見えるのか)

(うまい釈明が出てこないや)


交代選手により無事に出来上がったポテトフライを、
「美味しいね」と食べる私たち。

どこかぎこちなく、いつもと何か違う、気まずい食卓。


でも、食後はお互いの意見をぶつけ合う。

和解するまで。

これが我が家の暗黙のルール。


居酒屋に行けない分、
その時覚えた味を、見様見真似で作ってみよう。


今度はうまくいくといいな。


朝からずっと雨。
読書と記事読みが捗る朝です。

とい。

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