NOと言う為の努力
自分が書いた記事を読み返すことは、あまり多くない。書きなぐっている訳ではないのだけれど、その習慣がないのだ。そんな私の目にふと留まった自分の記事に、こんなことが書いてあった。
復職前に書いた、1年以上も前の記事だ。
「難しい」が言えない。断りきれない。
やるか、やらないか。引き受けるか引き受けないか。曖昧が苦手な為に、お茶を濁す為の努力をするが、ずうぉんと相手の口調に呑まれて、発する言葉は「はぁー、なるほどー。」なのだ。
ラインオーバーしてくる相手は、その感覚がないかもしれないのだけれど。正直なところ、私はこう思っている、「あんたの仕事の領分だぞ」と。だから、一体どんな思考から、この案件を私に振ろうとしてくるのか、は気になってしまう。そして話もそこそこに「なるほどー。」と言っている。
そして後から、あぁ、違った、Noooo!!!と言うんだった、と思い返すのだ。そして代わりに、しれっと自分の目の届かないキャビネットへ資料を移す。もう今日これは見ないぞ、と。しかし、これでは根本的な解決になっていないのだ。
いつか、いつの日か、Noooo!!!と言えるその日まで、弛まぬ努力を重ねよう。NOが言えるのは、自分と他人の領分の境目を分けることが出来ている証だから。
ぼちぼちいこか。
とい。