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わたしの「負けへんで」宣言

「負けへんで」はポッドキャストOver the Sunのパワーワード。ナビゲーターはジェーン・スーさんと堀井美香さん。noterさんから教えていただいたこの番組を聴き始めたのは休職中だった数年前。今でもちょくちょく聴く。(ヘビーリスナーでなくて、互助会員の方々、すみません。)今は元気をもらいたい時や、金曜日の配信後に声から力をもらっている。

私は彼女たちのように精力的に何かに取り組んでいるわけではない。むしろ、(あぁ、すごいなぁ)と思いながら聴いていることが多い。

今日なんて、(あぁ、なんて私という人間は惨めなんだ、誰にも会いたくない)と文字通り布団に潜っていた。寝て、起きて、寝て、起きて、寝るを繰り返す人間を、猫らはじぃっと見つめていた。私には不定期にそういう時間と行動が必要な時がある。生活がストレスフルであったり、体調が身体的あるいは精神的に悪かったりする時である。溜め込んで溜め込んで溜め込んだ何かが布団の中に私を閉じ込めようとするような感じ(意味不明)。

しかし、かつての私にはそういう時間は必要なかった。「負けへんで」みたいな気概というか、漠とした世の中というものに対する反骨心に満ち満ちていた。若かったから、といえばそれまでだが、そういう気持ちは歳を重ねるほどに必要であるのにも関わらず、私の場合はすり減っていった。
世の中を渡り歩く処世術と心得て(取り違えて)きてしまったためか、それとも、そこに割くエネルギーが枯渇していた時期が長かったからか。

夕飯をいそいそと摂りながら「今日も一日、本当に本当にお疲れ様でした、わたし」とポッドキャストの冒頭のスーさんを真似て自分に話しかけてみた。(猫の目が痛い)
「負けへんで」という気持ちが、体力と気力の回復と共に湧いてくる。「やったろうやないか!」ぐらいだと気力が長持ちしそうにないので、「負けへんで」に心のギアを固定しておく。

さぁて、今日貯めたエネルギーを明日に活かそうやないかい!
あ、違った。明日からも負けへんで。

明日はスーさんの本を読もう。