グルグルとスパスパの間
最近気がつくと、準備の為の準備をしている。
どういう事かというと、数週間先の予定の準備を何件かぐるぐると回している。
9月は学会シーズンで、何件かハシゴする予定だ。その為、スケジューラーが割とてんやわんやしている。
学会開催地までの経路確認やチケット購入、もちろん発表に向けた準備などは、少しずつ落ち着きつつある。(見ないフリしてたりする。)
けれども、我が家は一人と猫二匹体制の為、何泊も家を空けることができない。その為、旦那さんのおかあさまに助っ人を頼むことにした。有難いことに、快諾していただけた。けれども、私の心は学会と部屋の片付けに飲み込まれている。
だって、たまに旦那の目が入るだけの空間に、数週間居ていただくのだ。嫁としては、気が気ではない。
そして、冒頭に戻る。準備の為の準備だ。
何事も想定と対策が必要、とばかりに準備を重ねる。けれども、人手と時間は限られ、やるべきことは流しそうめんばりに、さーっとやって来る。目がまわる。
(私はだめなやつだ。無能だ。)と、ループが始まる。
気づいた時には単身赴任中の旦那に八つ当たりし、鼻水を垂らしながら、風呂の椅子に腰掛けてシャワー越しに泣いていた。
全身から力が抜けて、ただ座って泣くことしか出来ない私にシャワーをあてながら、旦那は何を思っただろうか。
ダメだ、もうシンプルに考えよう。
出来ないものは出来ない。
何度繰り返しても、陥ってしまうこのループは、細かく切ってやらなければだめなのだ。
出来ることも増えたけれど、
ガクンと落ちることもある。
それが私の当たり前だと思えば、
今は少し楽になるのかもしれない。