ヨガで摂食障害が治った件 魔法の言葉3 大魔王の住処と生まれたての侍。
マイソールの楽しい練習、生まれる侍。
インド、マイソールでのアシュタンガヨガの練習は楽しい。
とっても楽しい。侍になれる感がある。
朝は、3時前には、目覚め、水シャワーを浴び、
薄暗い中、練習に向かうため、インドの夜道をバイクで走る。
時に野犬に吠えられ、たまに牛に邪魔される。
到着すれば、自分の順番が来るまで、じっと待つ。
すでに練習中の練習生たちの呼吸音と犬の吠える声に耳を傾ける。
世界各国色んな国から、色んな人が練習しにやってくる。
独特の雰囲気、でも心地よい。
ストイックな練習、自分の限界まで追い込む、追い込む。
汗だく、汗でコンタクトも落ち、体の中から色んな物が浄化されていく。
今の練習とは全然心構えが違うけど、それは、それで楽しいTHE侍プラクティス。
そう、練習中は、拙者、侍!悪を断ち切る、ぶった斬りのスーパー侍。
でもなぁ、一度、練習が終わると、no more 侍。
練習でいいエネルギー、ポジティブマインドが生まれる。
自分の中に、静かな侍が生まれる。
でも、ながーい年月をかけて育てた、摂食大魔王は、超強くて、
そんじょそこらの練習で誕生した侍じゃ、太刀打ちできない。
生まれたての侍は、摂食大魔王の前では、無惨に粉砕される。
大魔王の住処。
本当に南インド、マイソールは、美味しい、楽しい、大好き。
ボリウッドダンスのクラスに参加したり、
ダンスの試合でて、インド人ダンスの先生おかっけたり、
レストラン梯子したり、
ハイスピードにバイクを運転して、山に登ってみたり、
夜中に友達の家に勘でたどり着けると思い込んで、遭難したり、
勢い余ってロシア人と付き合ってみたり、
インド人ナンパしたり、
美味しいチキンバーガー探し求めたり、
それは、それでめちゃくちゃ楽しかった。
今思い出しても、無茶できるうちに、無茶してよかった。
って思ってる。
でも、そういう心のワクワクやドキドキ、落ち着きのない心は、
ただただ、摂食大魔王を育ててるだけ。
落ち着きのない心は、大魔王の心地よい住処。
色んなことで気を紛らわせれば、摂食障害治るって思ってた、
その当時は。
落ち着きのない心をどうにかせんかぎり、永久に大魔王は、
住み続けるってことに気がついてなかった。
毎回インド、マイソールには、3ヶ月ほど滞在。
摂食障害は治らず、絶賛進行!
ヨガ練習中は侍モード、それが終わればあほあほモードで、
大魔王の住処をグレードアップ、大魔王をバージョンアップ!
大魔王を強化しているとは気づかぬまま、
食べて吐いての時間を減らすため、ダンスに、ナンパに、全力投球。
そういやー、タブラ(太鼓)も買って、教室通ったな。
食べて吐いての時間は減ったけど、大魔王の住処はさらに拡大。
することなくなったら、さらに強烈な衝動にかられる。
ザッツ、スーパー悪循環。
でも悪循環してることに気がついてなかった。
心を落ち着かせ、生まれたての侍を育てないと、どうにもならない。
どうすんねーん。続く。