【悟り】執着がすごいんです。執着を手放すにはどうすればよいですか!?
Q、
執着がすごいんです。
執着を手放すにはどうすればよいですか!?
A、
執着は観念であり、考えです。
最初から執着などありません。
もともとないものは、手放す事は出来ません。
「執着を手放す」
という観念知識を得て、
もともとないものを
「あるんだ!」と認め、思い込んでいます。
浮かんでいる記憶の思い、
その出来事の内容を問題だとして考えで取り上げ、
振り返り、
どうにか「正そう」としたり、
「改善しよう」としているから
以前の出来事が今も続いているように錯覚し、
継続しているかの如く、
固執しているように感じるのです。
大きく1度息を吐いて下さい。
過去にその出来事があった時に、
その時に感じていたこと、
思っていた時の内容は、
その時にすでに思い、考えは流れ去り、
未消化の感情など一切なく、
感じて全て終わり切っているのが真相です。
すでに終わった実体のない過去の内容を
正すべき問題、
大切にすべき出来事、
忘れるべき出来事だとして考えで扱い、
心理学、カウンセリング、
インナーチャイルドの癒し、祈り、
慈悲の瞑想、潜在意識、
何かしらのメソッドなどで、
「正そう」
「覚えておこう」
「失くそう」
「消そう」
「浄化しよう」
「解決しよう」
「改善しよう」
と引きずって奮闘して、
すでに終わって昇華している
実体のない出来事の内容の念を
大きく膨らましている事に気づき、
意図して止めて下さい。
過去の記憶の思いの内容や感情を
どうにかしようとしているのなら、
意図して止めて下さい。
坐禅中、
過去の誰かや何かの出来事を恨んだり、
憎む思いの内容が出て、
恨んだり、
憎んだりして、
どんな内容も思って頂いて結構です。
坐禅中、
恨んだり、憎んだりして思っている事を
駄目、悪い、イケナイと
考えで扱って
どうにかしようと必要はありません。
考えで取り上げ、
良い・悪いと
問題にして取り上げている事に気づいたら、
意図して止めて下さい。
あまりに強い思いで耐えられないのなら、
立ち上がり、
お水を飲んだり、
深呼吸をして一度休憩して下さい。
鍼灸治療院に赴き、
偏桃体と海馬が活性化し過ぎていないかどうか
診てもらい、
異常が見つかったならば、
改善してもらって下さい。
過去の記憶の思いの内容や感情を
振り返ったり、反省したりして
どうにか解消しようとする
心理的ワークの全てを、意図して止めて下さい。
過ぎ去って跡形もない、
いっさい残っていない、
以前のその時の
〖今〗における
「見ていたもの」
「聞こえていたもの」
「感じていた事」
「触れていた感覚」
以前の流れ去った
その時の〖今〗における
すでに跡形もなく
流れ去ってしまっている
「思い」や「考え」の内容が、
何度もあいまいな記憶で
振り返ってあら探しをして原因を探したり、
反省し続けて、
自分と向き合って、自分を見つめ続けるから、
ずっと身体と呼んでいる中に
滞留していて、
残り続けて
あり続けているような錯覚・気がしていて、
その思い込み、錯覚から造られた
クオリア的体感覚が生じてしまい、
昇華されずに身体に残り続けているような
錯覚から造られた
心身症的な体感覚的が起きてしまっていて、
周りから指摘されても、
執着と呼ばれているものが、
本当に現実の事実としてあるとしか思えないような、
錯覚に人間は囚われ続けているのです。