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年明け早々に介護現場でおきた事件のニュースを目にしました。

年明け早々に介護現場でおきた事件についての
ニュースがありました。
施設の職員が、高齢の施設入所者に
高温の味噌汁を飲ませたとのニュース。

理由は「介助を早く終わらせて早く帰りたかった
と言っているらしい。

何でこんなことがおこるのか?
理由はいろいろあると思います。
一つには介護の現場では仕事が早いと仕事ができると
言う評価につながることがある。
まぁその評価の方法も問題だと思いますが、
食事の時間や就寝の時間など
時間が決まっているので、大事ではあるけれど、
内容を見ないで評価することの問題もあると私は思います。
人を相手の仕事。そんな機械みたいに時間通りに
いかないことは当たり前。
評価されなければ、仕事のやる気も無くなる。
やる気がなければ早く帰りたいと思うかも。

仕事が終わったら帰れると言う勤務なのか?
だとしたら、早く終わらせて帰ろうって
考えるのも普通ではないかなぁ?

またプライベートでの悩みを抱えている場合もあると
思います。

だからってやって良いと言っているわけではないです。
どのような理由で、こんなことになってしまったのか
本当のところは、知る由もないですが、
入所者の安全よりほかの事を優先してしまう
と言う考えをしてしまうことは問題。
そう言う考えに至ってしまうのには、
この原因もまた一つではないと思うけれど。

事前に話を聞くことはできなかっただろうか?
何か変化を感じることはできなかっただろうか?

もちろんそれでも防ぐことはできないかもしれない。

でも往々にして、職場ではなかなか自分の本音を話す相手がいないこと
多くないですか?
誰だって自分の事を良く思われたいし、
ダメな自分を知られたくない。

まして職場の人にプライベートなことを
相談することは難しい。

そんな時、職場の人ではない人、コーチを入れたら
話ができるってことないでしょうか?

日々思っていることを吐き出し、自分の心を整理し
仕事に向かう。
他に気がかりなことや心配事があると
故意ではなくても、事故につながってしまうこともある。

自分でも気づかない本音もあります。
コーチングってそんな本音を引き出すこともできます。
自分の本音に気づいて、心を整える。
大事なことじゃないかなぁ。


人の命を預かっている場合はなおさら、
自分の心の整理がもっと必要だと思います。

相手を傷つけてしまう前に。


プロゴルファーの松山英樹さん
が、
2021年のインタビューで「初めてコーチをつけた理由
について話をしています。
自分の背中を押してくれた、
自分の中の引き出しを開けてくれた

と言っています。
松山選手も自分のことは自分が一番理解していると
思っていたそうですが、
コーチによって、自分でも気づかない気持ちや可能性を
引き出してもらったとお話しています。

こんなストイックな一流のスポーツ選手でさえ
自分のことなのに、自分では気づかないことがあるのですね。


昨年の9月には、施設での虐待事件のニュースがありました。
人手不足でマッチングアプリで人材を雇っていたとの記事でした。

前回の投稿でも介護職員の人材確保について
書きましたが、一晩職員不在なんてことはできません。
苦渋の選択だったのでしょうが、もやもやします。

今いる人材を大切にしてほしい。
職員の心を整えて仕事ができるようにしてほしいです。

そんな事、職員が個人でやるべきだと言う方もいらっしゃると
思いますが、みんなで取り組むべきだと私は考えています。

今日の短歌(6)

自分でも
気づかなかった
本音にも
気づくことから
心の整理


昨年の介護事業者倒産が過去最多との記事についても
とても残念です。これは介護報酬の改定が大きな原因と
言われていますが、これについてはまた別の機会に投稿したいと思います。

本日も読んでいただきありがとうございました。


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