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ゼロから始める伊賀の米づくり56:稲刈り前。田んぼに侵入する野草たちとの戦い

黄金色に染まりつつある稲穂

2020年1月に父から実家の米作りを継ぎ、5年目のお盆過ぎ。いよいよ、収穫の時期が近づいてきました。

田んぼの稲穂が黄色く染まり始めています。

田んぼを眺めている私

関東地方に影響を及ぼした台風の影響もあってか、雲が次々と形を変えながら流れていく様子も伺えます。

晴天の青と稲穂の黄色のコントラストが美しいですね

稲穂の様子がどうなっているのか近くまで降りて見に行ってみると、立派な穂がついている様子も見えました。

稲刈りの予定は8月末〜9月初旬ですが、ここからもう少し葉も黄色く染まり、まさしく黄金色と言えるような色合いとなる予定です。

実った穂が首を垂れています

ところで、我が家の田んぼでは数年前から野草の侵入が気になる始めました。

特に、鎮守の森の前の田んぼが顕著です。

鎮守の森と我が家の田んぼ

上の写真では目立ちませんが、黄色く染まりつつある稲穂に混じって、背の高い濃い緑の植物がピンと伸びてきているのが確認できるかもしれません。

これが、もう少し角度を変えてみるとよりわかりやすくなります。


濃い緑色の、稲穂とは異なる野草が田んぼに侵入しています

この写真のような野草はおおよそ用水路から入り込んだ種や、畦道に自生していた植物の種が田んぼに落ち、どんどん田んぼの奥深くへと侵入していきます。

この田んぼでは画面手前側から田んぼに水を引き、鎮守の森の向こう側の奥から排水するのですが、この水の流れに沿ってどんどん奥に侵入してしまうということもあるようです。

また別の画角からは、それとは別で獣道がくっきりと浮かび上がっていました。

黄色い稲穂の間に目立つ野草と獣道

獣道はともかく、雑草の侵入は他の田んぼでも見受けられますが、やはり気になりますね……。

この状況もあまりに放置しておくと、雑草から種が落ち、さらに繁殖してしまいます。

そうなると、本来、稲穂に行くべき肥料や土壌の栄養素が雑草に取られてしまいますし、良いことはありません。

稲刈り前の約1週間前には水を抜き、収穫機械が入れるよう土を乾かす時期に入りますが、この時に手で引き抜いて、種が落ちないよう注意しつつ処分してしまいたいところ。

昨年はあまりの暑さで熱中症になってしまうほどハードな草引きでしたが、今年は同じ轍を踏まないよう注意しつつ臨みたいものです。


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