自然農法×バケツで始める米づくり15。中干し終了。酷暑を生き抜くバケツ稲を観察する
前回は、「中干し」期間に入るまでを記録していましたが、果たして、この雨が少ない気候の中、水を抜いたバケツ稲たちはどのようになっていたのでしょうか。
酷暑の続く日々の中、9つのバケツ稲たちはいずれも元気に生き抜いてくれていました!
よく見ると、右から2つ目のバケツの葉が針金のようになっています!
また、田植え体験で植えた左手側の稲たちは、しっかりと土に根を張り、たくましさが増しています!
バケツに寄って寄って見ると、土の様子もよくわかります。
水が少なく乾燥することで、ヒビが入っている他、バケツの縁付近の土はめくれ上がり、変形しています。
その中で苗はしっかり地中に根を伸ばし、たくましさを増したように見えます。
同じ条件ですが、土の乾燥具合にも少し個性が出ているようにも見えますね。
また、バケツの中で生き残る苗と淘汰されていく苗がはっきりとしてきたように思います。
この4つのバケツは安心して成長を見ていられますね。
さあ、これですべてのバケツのチェックも終わりました。
水を再び満たし、さらなる成長を期待します。
手元管理の9つのバケツに水を満たした後、田植え体験を実施した放課後等デイサービス「そらいろチルドレン」のバケツもチェックしにいくことにしました。
これは、すごい!未だ「中干し」は行っていないものの、生育に関しては順調そのものです。
おおよそ全ての葉が元気で、病気や虫がついている様子もありません!
子どもたちやスタッフの皆さん、そして地域の皆さんの見守りが、このバケツの成長を促しているのかもしれない。
そんなふうに感じられました。
そんなことをスタッフの皆さんとも分かち合いつつ、夏休み中の子どもたちとの時間も楽しんだ後、再び9つのバケツの元へ向かいました。
心なしか、水を満たしたことで葉の緑が濃くなったように見えます。気のせいでしょうか。
また、気のせいではない変化がみられたバケツもありました。
明らかにこちらの4つのバケツは元気そうです。
稲が大きく成長しているということは、それだけ根が太く長く張っているということ。
それだけ、水を満たした時の変化も顕著なのかもしれません。
さあ、「中干し」期間も終わりました。
ここからは、穂をつけてもらうべく再び見守り期に入ります。
今年はどれだけ実りを収穫できるでしょうか。
土と天候の恵み、そして稲の生命力が頼りです。
昨年は8月に何度も台風がやってくるという天気でしたが、天気だけは毎年少しずつ異なります。
どうか、元気に穂をつけて欲しいものです。