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Day29:中学受験の親子を見て感じたこと
色々バタバタしてしまい、
ほぼ毎日投稿になってしまいましたが、
今年はそれで自分を追い込むことはやめて、
それでも日々のことを発信し続けることにしています。
先週、今週と、私の勤務校では入試が続いています。中学入試は今日まで、そして来週は高校入試と続きます。
先週、首都圏の中学受験初日である2/1の朝の駅のホームや電車の中で、受験に向かう親子の様子を見ていると、ピリピリとした親子、温かい雰囲気で緊張を和らげながら寄り添う親子がそれぞれ見ていると、ちょっとした母親の言葉尻に反応して口喧嘩が始まったり、他愛もない会話で非日常に父母がお昼ご飯の話をしていたり、様々です。
いずれにせよ、その日がその子たちの人生の大切な一コマなんだろうな、とその場にいる、とある学校の関係者として傍観していました。
我が家も息子の受験を経験したのですが、その息子の受験はこの6年を振り返ると、良い選択をしたと息子も私も夫も満足しています。
しかし、それはある意味ラッキーであっただけで、中学受験で人生が予期せぬ悪い方向に進むこともありえました。それは、その子のせいでも学校のせいでもありません。相性に関してはどちらにも原因があるからです。
中学入試に3種類あると考えています。
1つは一般的に言われる"ザ・お受験"という難関中高(高い大学受験実績をもつ)、難関大学附属中高、2つ目は、公立の中高一貫校にチャレンジ受験、3つ目は何らかの理由で公立中学に進学させるのは不安でその子の個性を受け入れてくれる私立の受験です。
地方ではまた違うのかもしれませんが、神奈川に住む私の見立てです。
各家庭で、我が子をどのように育てていくかはそれぞれだと思いますが、小学生の子どもたちに強い意志があり受験をするというご家庭はそんなに多くないのではないでしょうか。
もちろん、公立小学校での学びに余裕があり、自分のペースでより高い学力層での学びを求めて自分で受験を希望して受験をする子も一定数いるとは思いますが、保護者がお子さんの将来を心配し、レールを敷くというパターンはやはり多いでしょう。
様々な学力層を抱える公立小学校は、抱えている生徒に対してより個別最適な学びの提供が必要になるとは思いますし、受験を選ばなかった生徒たちがさらに進む公立中学でもまた受験で抜けた層以外同じく様々な学力層を抱えるということで、引き続き個別最適な学びを展開していくカリキュラムが必須です。
私学は、上記の3種類の受験のいずれのタイプの学校であるかで教育内容もカリキュラムも変わりますが、少子化の生き残りをかけての各学校での取り組みが問われる中でより個性を出していくべく活発化するでしょう。
人生100年、VUCAの時代であっても、子どもの実態は昔から何ら変わりないことを大人が理解しながら、時代に合わせた教育を追求していく必要があります。
私自身も、この時代の教員としての使命を考え、OECDのラーニングコンパスを毎日眺めながら、よりよい教育を探究しています。
子どもたちが、学びを選べる学校作り、正解がないだけにこの仕事を続ける限り続くんですね。
いつもながらまとまりがなくてすみません。
ここまで読んでくださりありがとうございます。