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ライフチェンジによる変化とは、自分の可能性を広げてくれるものなのだろうか

月曜日の昼下がり。私はいつものカフェにいた。

フリーランスと言えど、今は基本的に土日休みとして働いている(例外ももちろんある)ので、月曜日は一週間でいう仕事始めの感覚。

朝のヨガレッスンへ行き、心身ともに目を覚ませたら、いつものカフェへ足を運び、タスクの整理。作業にとりかかる。

いつの間にかルーティン化し、とても心地よく続けられている。
何より“心と身体のバランスがとても良い状態”というのを、ここ2ヶ月ほど保てている。

「自分の機嫌は自分でとる」じゃないけれど、自分のキャパを知り、効率よく頭と体を働かせる仕組みを知り、習慣化させることは重要だと感じている。

と、前置きが少し長くなってしまったが、
そんなとある月曜日の昼下がり、私はいつものカフェにいた。
いつものカフェでいつも通りオーツミルクラテを注文し、作業に取りかかる。

すると、胸に赤ちゃんを抱きながら荷物を抱えたママさんが、私の隣に座った。
まだ1歳にもなっていないのだろうか。
赤ちゃんはとても小さくて、思わず笑顔になってしまうほど可愛い。

見ている場合じゃないと作業を続けていると、
そのママさんがものすごい勢いでPCを取り出し、タイピングし始めた。
バリキャリママさんなのか!?

その瞬間、なんだか今まで抱えていたライフプランについての悩みが、ふっとどこかへ消え去ったような、希望を持てる感覚さえした。


「なんだ、なんだってできるんだ」

私は24歳でフリーランスになり、いろんなご縁に生かされながら仕事をしているけれど、ふと、何歳までこの働き方ができるのだろうと思うことがある。

自分が心から応援したいこと、共感できること、携わりたいことについて仕事をする。様々な人と出会い、話を聞きながら新たな価値観を知る。それが仕事としてできている今の環境が、本当に幸せだと感じている。

何歳になっても同じように、更に大きな仕事をしていたいと思っているけれど、私はその度にライフチェンジのことを考える。
女性特有の、というとあまりよくない聞こえ方になってしまうかもしれないけれど、私にこれからやってくるライフチェンジと言えば「結婚」と「出産」だと思う。

私にとって「温かい家庭を築く」というのが人生のプライオリティなのだと思うけれど、いずれ子供ができた時、今のようにアグレッシブに挑戦したり働いたりすることができるのだろうかと考える。

これは周りの大先輩たちの経験談を踏まえて感じること。
ライフチェンジによって身動きが取りづらくなった人や、夢を諦めたという人もいる。大袈裟かもしれないけれど、そんなことも起こりうるのだと思っている。

20代のうちに結婚し、子供が欲しいと考えた時、
何にも縛られず、自分の意志でなんでも決断できるのはあと5年もないのかなあ。なんて思うと、すごく短く感じるのである。

でも、月曜日のカフェで出会ったママさんを見て、なんだか真逆のことを感じたのだ。

ロンドンで出会った素敵な夫婦

何歳になろうと、結婚しようと、子供ができようと、
どんなライフチェンジがあっても、その時なりの働き方があって、幸せの尺度は当事者にしか測れない
子供を胸に抱えながらPCを打つママさんの真剣な眼差しは、彼女の可能性を広げているかようにも見えた。

私が不安に思っていた未来は、とても明るいのだと。
何かを決断したとき、新たなことに挑戦しようとしたとき、環境が変わるのは当然で、その中でどれだけ柔軟に物事と向き合えるか。一生懸命になれるか。

「いつ何が起こるかわからない」なんて言うけれど、本当にそうだと思っている。
だからこそ、「今」を一生懸命に生きていたい。

「今」という時間は、いつか近い未来に起こる変化を快く受け入れ、柔軟に対応していける強い人間になるための準備期間なのだと思う。

ライフチェンジによる変化とは、大袈裟かもしれないけれど、自分の可能性を広げてくれるものだと思う。


YUKARI FUJII
Instagram:@yukaringram


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Yukari Fujii
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