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産後の鍼灸治療 ~産後の回復は誰のため?~

ゆかり堂には、産後の鍼灸治療を受けにいらっしゃる方も多いです。
 

◎産後のいつ頃から治療を受けてもいいのか

◎産後の治療はどのようなことに適応しているのか

◎産後の治療の効果は数倍に

について書いてみました。


◎産後の治療はいつ頃から受けてもいいのか


「退院後であれば、いつでも大丈夫です」


ゆかり堂には、出産後8日目に来院された方もいます。

早い方は産後2週間~1か月くらい

しばらく経ってからだと、産後3か月~6か月

このくらいの時期にお越しになる方が多いです。


◎産後の治療はどのようなことに適応しているのか


・産後のからだの回復

・骨盤の歪みなどの異常

・首・肩・背中などの張り

・腱鞘炎

・抜け毛

・痔

・母乳トラブル

・体重が減らない

などさまざまです。


○産後1か月以内にお越しになる方は、
 からだの消耗からの回復を望む方が多いです。

・安産であってもからだの消耗はあります
・無痛分娩でも同様です
・からだの消耗から抜け毛が増えることがあります


ゆかり堂で安産のための治療をおこなっていた方は
「産後は調子が良い」という方も多いです。

そこで産後の治療をすると、さらに回復が早まっていきます


○骨盤のゆがみ、違和感

・ゆかり堂にお越しになっていた方や安産の治療をおこなっていた方は、
 骨盤の異常を感じることがあまりありません

※詳しくは『安産と鍼灸治療 ~安産と産後のために~』をお読みください


・鍼灸治療でも、骨盤を元の位置に戻すことや違和感などを無くすことは可能です。


○首・肩・背中の張りや腱鞘炎は、
 抱っこや授乳などにより起こることがあります。

・抱っこの仕方を工夫するとだいぶ軽減できますが、鍼灸治療により症状を改善することもできます。


○膝の痛み

・育児中に膝をつくことが増えること
・体重がまだ減っていない状態で膝をつくこと

などから痛みが出ることがあります。


○抜け毛はからだの消耗から起こることが多いので、
 産後のからだの回復を促すと、抜け毛も減少していきます。


○妊娠中の便秘や出産を経て、痔になるケースもあります。

・痔の治療でお越しになることはありませんが、
 産後にお越しいただいたときに、
 痔になりやすいことや治療ができることをお話しすると
 治療を望む方も多いです。

・患部にはアプローチせず、他の場所(ツボ)から治療をします。


○あまり知られていませんが、
 母乳の量を増やす
 母乳が詰まりやすい場合は、詰まりにくくする

 といったこともできます。


産後のさまざまな症状に鍼灸治療は対応できますが、
あまり知られていないと思います。

何でもご相談いただければと思います。


◎産後の治療の効果は数倍に


ゆかり堂に、産後1か月以内にお越しになる方も多いです。

業種や職種によりますが、以前より男性の育児休暇が取りやすくなったからかもしれません。


産後しばらく経ってからお越しになる方もいます。

治療後の感想として、

「もっと早く来ればよかった」

とお話しされる方もいらっしゃいます。

からだがだいぶ楽になるので、
もっと早く来ていればと感じるのかもしれません。


・産後の回復が早まること

・産後の体調が良いこと

・お困りの症状を改善すること

これらは自分自身のためでもあり、我が子のためにもなります。


・からだが消耗して回復しきれない状態

・お困りの症状が続く中で育児をしていくこと

・自分のための時間がほとんどないこと

これらの状況が続くと、
「育児がつらいもの」になってしまうかもしれません。


育児は楽しいことばかりではないかもしれませんが、
つらいことばかりでもありません。

・自分自身の体調が良いこと

・体力的、時間的、精神的な余裕が少しでもある状況

これらで、さまざまなことの受け止め方も変わります。


産後の鍼灸治療を受けると、治療効果だけでなく、
さまざまな良い影響を生む状況にもなるため

「効果は数倍になる」

と私は思っています(個人の感想ですが)。


多くの方々に、
産後のさまざまな症状に鍼灸治療は対応できて、
良い波及効果が生まれること
を知っていただければ幸いです。


ゆかり堂治療院


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