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揺れるコスモスと私の心/おすすめ本


ちょっと風は強いけど、コスモスの似合う秋晴れの土曜日。

出かけたい先があったのだけど、ざざっと家事を済ませると、気だるく眠く、昼までうとうとしてしまった。

昼から出かけようか、と迷ったけれど
外出モードにならず、テレビをつけた。

eテレの「こころの時代〜宗教・人生〜」。今回は、悲しみに寄り添う僧侶、大河内大博さん。聞き手は、アナウンサーの武田真一さん。深く見入ってしまった。

心に響く話に、思わずうんうんと相槌を打っていたものだから、見終わったらすこし疲れてしまった。

秋の太陽は短い。3時ともなればもう陽が傾きかけている。今日ももう終わりだな。夕飯何にしよう。

休日に、街に出て、アクティブに過ごす事をしたいと思うのに、現実の自分はそうではない。

それを良しと出来た方が幸せなのに、なぜ出来ないのかなと、いつも考えている。なにと比べて誰と戦っているんだろう?

家事はしたんだから充分じゃないか、と言ってもらっても、納得できないでいる。

「人は理想の死に方、人生を追い求めるけど、そのそもそう思い通りにはいかないもの。そうなると、それは不幸な死に方、不幸な人生になってしまう。けれどそんなはずはなく、折り合いをつけ・・・」

という話を最後に大河内さんがしていた。そうね。うん。

***

考えても答えがでないときは、どこかで
スパッと切り替えた方が良い。

からりと気分を変えたい時や、考え込まずに楽しみたい時に気に入っているのが、阿川佐和子さんの料理エッセイシリーズ。

美味しそうだし、ひとりでつっこんで、ひとりで怒って、さくさくと話が進んで小気味良い!

本のお供には、熱々の炒り番茶、それに干し柿。
こんな午後、最高じゃないか。

それにしても、阿川さんは私からしたらアクティブだわ。体力もエネルギーもたっぷりおありだわ、羨ましい。と、また話は戻ってしまうが。

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