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コノハナサクヤ 十三
「わたし、知ってます、聞いたことあるんです。運命と宿命。運命は変えられるけど宿命は変わらない。だから、貴方と私が生身の姿で出会っても何度も同じことを繰り返す。きっと何千年と繰り返して、それが宿命だそうです。
でも、いいじゃないですか。もう、これが最後なら、ただ信じてるひとが居たっていいじゃないですか。」
「いいんですよ。貴方は居ない存在の方なのですから。全て独り言です。」
ーはじまりのりゅう。
途中から描けなくなった。
このこたえを百まで長引かせなくてはと
でも
そのえほんが出来た頃
真っ新な気持ちで読む子たちは
まず、このnoteは読まない。だから此処に。
王様は泣いて天に戻ってきたりゅうに会いに行きました。
これはまずい。どうしたものかと。
王様はりゅうと一緒に地上に戻ることにしました。
しかし、あちらとこちらでは時の流れが違い過ぎるのです。
この。今この瞬間に戻る為には、長い年月がかかると天の番人に言われます。
それでもいいから戻らねばならないと王様は譲りません。
龍も王様を全面に守護の役目に就くと金色のオーロラのカーテンを背後に施します。
王様は地上での役目を果たし次の役目は決まっていました。番人は言います。
「王よ。ただのひととなりまた〇からでも良いのなら二千年後の世にたった一世きりまるきり同じ人物らに巡り合わせよう。しかし、王よ。条件は、記憶も能力も環境も〇からじゃ。それが飲めぬのならおとなしく仏にお成りなさい。」
私の今の妹と弟は、二千年前の世、母と呂不韋が母にあてがった嫪 毐との間にできた二人の子だそうです。
この生まれ変わりには先のリベンジと精算が深く込められていて、少し言い方は良くないですが、見えない方の言い方からしますと、ここまでの水準まで降りないと彼、彼女らと家族として生まれることができなかったそうです。(第一関門)
その代わりに祖母に黄門さん、守護にはしおさんという心強いバックアップがあるわけです。
妹と弟は仲が良く、妹が中学生、弟が小学生の頃まで暗闇でお布団に隠れて遊んでいたり、よく暗闇で子供みたいに遊んでいて、大人になっても一緒に面接に行って同じ職場で働くほどでした。
弟と東京で住んで居た時も、テレビも明かりも点けずに無音のなかコンビニ弁当を食べている時があって、びっくりした時があります。
そんな事もあり、あの二人なのではと気づきはじめました。
妹と弟ながら、特に際立った個性も特技も本人たちも自覚してるくらいに愛想もなく大人しい子たちです。だからこそ、たぶん親目線では気にかけてしまうのではと思います。わたしとはタイプは正反対だと昔から友達にも言われました。
二人は高卒で早くに出来ちゃった婚をし、弟はバツ1子一人。妹はバツ2子三人です。
生まれ変わりの数は正直分かりませんが、あれ以来、初なのかもしれないくらいに、か弱く純粋な妹と弟です。
本当にあの頃お布団に隠れていた妹と弟のまま、頼りなく可愛く生意気で、どこか気にかけてしまいます。
人は学をつけたり、お金を稼いで大きな屋敷を建てるばかりでなく、ただ、産まれてきて、だれかを愛して愛されて子供をつくり家庭をもち、別れまたひとりになり、それでもまた愛に夢みる。そんな風に生きるいのちがあって、その命を大切に見守る人生もまた成長の道だったり、そんな人生がある。
そう言えば、前世の母と少しだけいっしょに住んでいた時、『水戸黄門』のエキストラに出ていたらしくそのビデオがたくさんありました。
全てを例え忘れてしまっていても最初に気づいたのは母でした。
妹も弟も母も。子沢山でなによりです。わたしも嬉しい。
そういう所が似ています。
ここでわかるのは、妹と弟。野太い親二人とは別に、罪もなく、罪人の子として僅か数才で命を絶たれた二人の魂。
純粋さや頼りなさは変わらず、そのままに二千年行ってしまってること。
そこのロジックを知ることができたのはひとつの学びだと思います。
二人は変わらずに自分の子を慈しみ、両親を大切にして一生暮らすでしょう。それを全うするのが二人の望みなのだから。
はしおさんは居なくならない。
全ての等価交換の下あなたが守護してくれている。
わたしはあなたのお陰で
無傷でここまで来れました。
骨を折ったり大きな手術もございません。
来年も
何にもいらないから
どうぞよろしくお願いします。
神は神。
現実は現実。
はしおさんははしおさん。
私は私。
きっと王様はとてつもないリアリスト。
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