【難】問いの質が人生の質ってどういうこと?
問いの質が人生の質と言ったのは確かシュタイナーだったと記憶しています。ではなぜ『問う』という行為がそんなにも大切なのでしょう?
それは、質問を通じて自分の感情や思考に気づく。そして、その根元(本質)となるものにふれる事で生きる力を取り戻す事が出来るからではないでしょうか。
筆者の体験からも、自分の本質に気が付く為には『問う』力を育てる必要があると感じています。
この記事では質問を通じて自分自身と向き合うこと。それを通じて「心の奥にある本当の自分」に気づくプロセスがどれだけ大切か、100回以上ユング派の夢分析をうけた夢とき師がその実体験をシェアします。
問こそが人生の質
「問こそが人生の質」という考え方は、問いかけを通じて自己の本質に気づくとても大事な考え方です。
自分に問いかけることで、深層にある意図や価値観に自然と気づくことができるのですが、それには質問だけではなく、質も深さも関係しています。
自分をよく理解できる
例えばなんだか気分が優れない。といった漠然とした状態も、『なぜ?』という問いを通して、気分がすぐれないという曖昧な状態から『自分は〇〇が上手くいかなくて、モヤモヤしているんだな』と気づけるようになり、そこからさらに問うていくことで、今の状態を受け入れ認識することができます。
このプロセスが自己理解を深め、自己の本質に触れるプロセスとなっていくのですね。
新しい視点を生み出す力を高める
あるセッションの中でのお話です。ある方がうまくいってるはずなのに、毎日モヤモヤが続いていた時期があったそうで…
なぜ?と問いかけると、どうやら自分がいつまでたっても結婚したいという気持ちが起きない事が原因ではないか?とふと心に浮かんだようでした。
普段は全くそのような事を考えていなかったため、驚きと共にさらに問いかけをすると、自分くらいの年齢の人が結婚しないと問題のある人間だ。と思われると無意識に思い込んでいた事に気が付いたんです。
不思議なのですが、無意識的なものが意識的になるとき、次々とそれに関連する事が起き始めるのです。いわいるシンクロというやつですね。
たまたま出会った人。話に上がった人。本やSNSから、独身で人生を全力で楽しんで生きている人たちの事を知る機会が偶然にもたくさん重なり、今まで自分が無意識に握りしめていた価値観が変わっていくのを感じた頃また、問うたのです。
「なぜ?私はこの思い込みがあったのか?」
問は不思議です。問うたものは必ず答えが来るのですから。
これはなぜと言われても経験上としか言いようがありません。ですが、いつか必ず答えはやってくるのです。
この方は、ある日夢を見ました。親族で集まっていて、叔母が泣いてる夢です。
すると昔のことをふと思い出し、親族で集まると必ずに独身の叔母をみんなで散々に言っていたことを思い出したのでした。
自分の考えは親や周りの人から言われ続けた概念であった事に気がつき、現実はまったく違ったと知り、新たな視野が広がった経験をされていました。
その後なんだか自分にモヤモヤしていたあの変な閉塞感から抜け出し今は生き生きと人生をクリエイトしています。
質問は、このように固定された考え方や先入観を揺さぶり、異なる角度から物事を見るきっかけを作ります。
普段の習慣や思い込みを疑問に思うことで、別の解決策や発想にたどり着くことができるのです。
自分の輪郭をはっきりさせること
さらに『私の理想の生活はどんなものだろう?』や『自分が大事にしたい価値観は何か?』といった質問を考えることで、自分の本当の気持ちが見えてきます。
『○○がいうから』『普通○○だよね』と外側の価値観で判断していた時は、自分は何がしたいか分からなかったのに、問いを繰り返すことで自分自身をより理解でき、自分という人の輪郭がはっきりとして来るのです。
筆者は長年『問い』を重ねることで自己の本質にふれ、「もう自分を見失ないたくはない!自分が自分を見放さないように…」と、新たに歩み始めることができました。
まとめ
問いを立てることは、自分の内面を探求し、人生をより豊かにするための重要な手段です。
自分に対して常に問いを投げかけることで、人生の質を向上させることができるでしょう。
そのプロセスは冷静な目線を持つ第3者がそばで質問をしてくれることで、より深い領域で気づきが起きます。
質問を常に繰り返し、これは何の意味があるのだろうと今は特に夢からの象徴について問いかけを続けているゆめとき師がそのお手伝いをしています。ぜひお声がけください!
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