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「SEO」を知らなかった私が10ヶ月でビックワード検索上位を獲得した話

こんにちは。プライベートでnoteを初めて更新します。
YUKA(ゆか)と申します。よろしくお願いいたします。

まずはカンタンに自己紹介

初めましての方も多いため、まずはカンタンに自己紹介をさせてください。
現在は某アパレル会社でコンテンツSEOを担当し、併せて自社の公式noteを運営しています。noteは何度も書いたことがありますが、自分のことを書くとなると少し緊張しますね。タイピングがうまくできません。

プライベートでは「上司と部下」というチャンネルでYouTubeを時々更新しており、サイクリング動画を上げています。よろしかったらぜひご視聴くださいませ。

コンテンツSEO担当になるまで

ここからは本題の話をしましょう。私は2021年4月に今の仕事をすることとなりました。
それ以前は、自社の採用担当として全国の学生のインターンシップ、説明会、面接(きっとみなさんが想像する仕事)を行なっていました。その他に、ナビ媒体での広報活動や学校訪問など出張ばかりの日々でした。
この仕事はとても楽しかったです。出張先で美味しいご飯を食べたり、行く先々で見つけた銅像の写真を撮り先輩と送りあったりと、とても充実していました。

高知県で見つけた銅像
写真は高知県で見つけたアンパンマンとその仲間たち

この採用業務を約3年ほど務めたのちに、マーケティングの部門へ異動となりコンテンツSEOの担当となりました。

恥ずかしながら「SEO(Search Engine Optimization)」という言葉はITパスポートを勉強した時にしか聞いたことなく、頭ではなんとなくわかっていても実務は何がなんだかサッパリ。
「検索エンジンに引っかかりやすい仕組みを作ってECサイトに集客する……?」くらいの認識でした。

未対策ビッグワードへの挑戦

高い壁を登る

カンタンな引き継ぎとミッションを伝えられ業務スタート。
まずはGA(Google Analytics)とSC(Search Console)と睨めっこしていました。当然画面を見るのは初めてなので、使い方なんてわからないですからね!今でこそ、カスタムレポートを作って自分に必要なデータを抽出したり、分析したりとできていますが、変なところをクリックしてしまったらデータが破壊されてしまわないかと、ビクビクしながら毎朝実績を確認していたことを覚えています。

半年ほど経った時に「自分の成果が欲しいな」と思うようになりました。
基本は代理店様を挟み、ライティングされたものを確認し自社サイトへ反映するといった業務でした。構成案やライティングされたものを確認する作業が一番大変です。専門性の高い記事になるため、自社のサイトに豆知識やハウツー記事として掲載する以上、修正内容も多く代理店様もその指摘内容に驚かれたかもしれません。代理店様、いつもありがとうございます。

ある日いつものようにレポートを確認していたのですが、対策できそうなキーワードを見つけました。そこには月間検索数2,000〜5,000ほどのミドルワードから、10,000〜のビッグワードまで。
時代の変化と共に検索されやすくなったキーワードってありますよね。まさにそんなキーワードだったこともあり、「これは挑戦できたら面白いかも」とワクワクしました。

さて、代理店様に依頼する?それとも自分で構成からライティングしちゃう?どうする?と考え、答えは後者。「自分でやる」と決めました。
その頃少し余裕もあった(とはいっても業務量は日々増える)ので、自分の好奇心に逆らえず何本か作ってみることにしました。

制作側のエゴはお客様の答えにならない

まずは「お客様(読者)に伝えたいこと」とは何かを考えました。
自社で扱っている商品は主に洋服。街着として着用いただけるものから、ビジネス、冠婚葬祭と幅広い。特に冠婚葬祭のマナーを完璧に伝えられる人なんて少ないですよね。
みなさんも、着用アイテムや当日のマナーをググっていませんか?まんまと私の罠に引っ掛かっていますよ。ふふふ。

冗談はさておき……
これまで心のどこかで、「検索ボリュームの高いキーワードを設置する」「ライバルコンテンツを調査する」「Googleのアルゴリズムに沿って作成する」のが良いと思っていたんです。

そうではない。

確かに対策はできるかもしれません。しかし、それは制作側のエゴであり、全くお客様のことを考えていないんです。集客向上し、売上UPも期待できるでしょう。しかし、自社のコンテンツをこれからも楽しみに読んでくれる人がいると思うと、そんなことできませんでした。

本当にお客様が欲しい情報であるのか?ベネフィットに繋がるのか?
洋服について(自称)詳しい私が、お客様にとって有益な情報を伝え、よりわかりやすく、「え!そうなの?知らなかった!」となる豆知識を伝えられることが最重要と考えました。常にお客様ファーストでいよう。

コンテンツ制作とその結果

人生初めてのライティング。苦労しました。
構成案を考え、肝心な中身の部分、そして言葉選び、説明用の画像作成など。幸い、自社ECサイトの商品画像や撮影済み分で対応ができたので良かったです。EC部門の方々には頭が上がりません。いつも本当にありがとうございます。

そんなこんなで完成したミドルワードとビッグワード対策用のコンテンツは計4本。他にも並行し普段の業務も行っていたため、着手から自社サイトへ反映まで1ヶ月半ほどかかってしまいました。
公開前には事前に上司や先輩に誤字脱字も含めチェックしてもらっているのですが、反応が良かったんですよね。
私の気のせいかもしれませんが、具体的な説明箇所に対して実際に「そうなの?知らなかった」「よく調べたね」なんて言っていただけました。

先日公開から約2ヶ月経ち……
結果は4本中2本が検索上位にランクイン。ビッグワードを狙うのは半ば諦めていましたが、成功すると嬉しいものですね。
嬉しくって上司にチャットしましたからね。
2ヶ月前は当然圏外。今まで集客ができていなかったキーワードです。自社のドメインパワーもあったのか、公開後徐々に順位が上がっていき、いつの間にか4位と8位にランクインされているのを確認しました。
流入数も徐々に増え、なくてはならないコンテンツとなっています。
※実際に公開したコンテンツをお見せして事例を紹介できないのが残念ですが、事情は察してください。

当然ですが、ここからは順位下落しないよう努めることが重要です。適宜リライトや流入数だけでなくCV、離脱率など分析が必要ですので気が抜けませんよね。これが私の仕事です。

成功体験を踏まえコレを伝えたい

今回のちっぽけな私の成功体験を踏まえ、コンテンツを制作している方はもちろん、着任当時の私と同じようにSEOを知らない方へ最後に伝えたいことがあります。

SEOって奥が深い。

知れば知るほど深い。「何を今更言っているんだ」なんて思われてしまうかもしれないですが、テクニックだけではどうにもならないってことです。
ネットや書籍の情報、Google社の公式リリースは正しいかもしれません。有益な情報だけを伝えるならポイントを踏まえ対策することが望ましいでしょう。

管理サイトは家のような存在

しかし、愛されないと意味がない。CVにもつながりません。コンテンツSEO担当として自身が管理するサイトは家。誰かが帰ってきてくれないと意味がないんです。
【帰る】コンテンツではなく、【帰りたくなる】コンテンツを作ることが、中長期的にみて自社のサイトの評価につながるのだと思います。

コンテンツSEOは効果が出るまで時間がかかります。(今回のケースは約2ヶ月)作成に労力もかかる。しかし、決して軽視できない存在でもあります。
今回のnoteを読んでいただき、「SEOって何だろう?調べてみよう」「集客向上のためにコンテンツを作ろう」などと何かのきっかけになれば幸いです。
私は、これからも愛される家づくりをしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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またSEOやビジネスについて(時々趣味も)投稿してみたいと思います。

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