それは本当に好きなのか?
小さなことで、くよくよと。
私は世界史が好きだと、学生の頃から思っているし、言ってきた。
理系を選択した高校時代、大半が避けた世界史を選んだ。だって好きなんだもの。
***
世界の歴史が好きなのか、世界史の本が好きなのか、
ちょっと混乱していたのかもしれない。
高校時代、世界史の本を自分好みにカスタマイズしていた。
要所要所に線をひきコメントを書き、付箋を貼る。関係するページにヒョイッと飛べるよう道標を付ける。
"あれは誰の出来事?"、"同じ時代の他国を知りたい!"、"ローマの歴史を辿りたい!"なんて時のためにね。そんな感じ。
世界史が好きなのか?
それともただ、時間旅行がしたかったのか?
様々な時代、地域の流れを付箋でたくさんまとめた。
表紙は今にもちぎれそうだった。ボソッとした手触りが心地良かった。
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結局、センター試験は大した点数が取れなかった。
好きなら点が取れるなんて事はなく、ただただ要領の悪いサボりみたいだった。
それでも世界史への満足感は溢れていた。あぁきっと、本のせいだ。
いまでも当時の世界史の本が好き。
同時に大変、呆れてしまう。
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そんなわけで
世界史に 好き と言いづらい
そんな気持ちを持っている。
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