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英語力を上げる授業
出かけようとしたら市役所から不審者情報を知らせるメールが届きました。
鏡を見たらその不審者と同じ格好をしていたので慌てて着替えました。
今日は去年の高3と行った少し変わった英語の授業を紹介します。
特殊なことが多すぎて「授業づくり」の参考にはならないかもしれませんが、英語習得する上では効果的な方法かと思います。
英語で配信する授業
それはstand.fmというアプリを使って週に一回英語で1分の配信しろというものでした。
喋る内容は自由。好きなことを喋ってもよい。
前から授業の中でオンライン英会話をしたいなと思っていたのですが、予算の関係などで導入はできていませんでした。
そこで思いついたのが、無料で使えるアプリで配信することでした。思いついたのは生徒にガイダンスを行う前日です。シラバスにもそんなこと書いてありません。
予想以上に効果がある
そんな思いつきでやり始めたことでしたが、思いのほか良い効果があることにやりながら気づきました。
好きなことを発信する
生徒は自分の好きなことを発信します。
サッカーのことだったり、YouTuberのことだったり、家族旅行のことだったり。本当にさまざまで誰一人として同じテーマの人はいませんでした。
まさに自分事の発信です。そこで使われる言葉は紛れもなく自分から出てきた言葉です。翻訳ソフトを使ったとしても自分で考えて発信したいと思える内容になっていました。
聞かれるから気が抜けない
stand.fmというアプリを知っている人はあまり多くはないのかもしれません。でも、中を覗いてみればたくさんの配信者がいて、リスナーも多くいます。世界中の誰が聞いているかわかりません。
そうなるとやはり少しでもかっこよく相手に伝わるように努力してしまうのが人間です。
生徒たちは文法に気をつけ、読み間違いが無いように発音を調べて原稿を作るようになりました。そして何回も音読の練習をして、録音するようになりました。すらすらと言えるように原稿を覚えようと努力するのです。
そうして1年間配信を続けた彼らは英語と自己表現が結びついていきました。今まで習った英語がようやく使えるようになったかもという感触を得られたようです。
他人が作った英文をひたすら覚えるよりも、自分が作った自分が語りたい英語を覚えた方が使う可能性は上がるのではと思って始めたことでした。直前に思いついたにしてはとても良い活動になったなと思います。
一人でできるスピーキングを伸ばすための手法として、これからスピーキングを鍛えたいと思っている人は試してみると面白いかもしれません。
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