“弱み”を受け入れると“強み”になる。そして人生が自由になる。

「人の目を気にしすぎる自分が嫌い」
「慎重になりすぎて行動に移せない」
「突発的に判断してしまってすぐに後悔する」

日々ストレングスコーチングをしていると、自分の弱みにばかり目を向けてしまう方が非常に多い印象です。

一度自分の「ココが嫌い」と感じてしまうと、1日に何度も自分の嫌な部分を思い出し、精神的に疲れ果ててしまう。

そんな方こそ、弱みを受け入れるとめちゃくちゃ強くなると思っています。

多様性のせいなのか、時代の流れなのかはよく分かりませんが、現在は「強み」にフォーカスしたほうが上手くいくムーブが来ています。

私自身も強みを育てる派ですが、それと同じくらい「弱みを受け入れる」ことも重要なのです。

弱みを受け入れると楽になる理由

弱みを受け入れると楽になれる理由は、「開き直れるから」です。

え……？
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人が強くなる瞬間は、意外にも開き直ったときなのです。

この間コーチングした方は、「人の顔色を伺いすぎて、チャットを打つだけでかなり時間がかかる」とおっしゃいました。

しかし、コーチングを受けた後、「人の気持ちを考えられるのは自分の強みだし、時間をかけてでも相手に伝わるチャットを送ったほうが良い」と言ってくださったのです。

初めは「人の気持ちを考えすぎること」「チャットを送るのに時間がかかること」を弱みだと思っていましたが、“それすらも自分だ”と思うことができたそう。

数十年間生きてきて、急に性格を変えるのは簡単ではありません。だからこそ、ありのままの自分を受け入れて、特性を活かしてあげるのが大切なのです。

弱みでさえも「活かす」

「強みと弱みは表裏一体」。このような言葉を今までに何度聞いたことでしょう。そんなことを言われても、自分の嫌いな面は嫌いなままなんだよ、と思いながら生きてきた方もいるかもしれません。

しかし、私はこの言葉を信じています。

強みを弱みは本当に表裏一体で、自分の捉え方次第で人生が大きく変わるからです。

自分の性格はおそらく変えられない。誰に何を言われようが、そうとしか生きられません。であれば、その弱みは受け入れてしまった方が楽なんです。

というよりは、その“弱み”と思い込んでいるものが弱みではない可能性も十分にあります。

もはや、捉え方次第で弱みにも強みにもなってしまうんです。

どうせ変えられないのであれば、それを受け入れて尖らせてしまえばいい。そうしたら、自分の嫌な部分も、いつの間にか強みに変わっているはずだから。

弱みを受け入れることで得られる自由

弱みを受け入れることで得られるもの。
それは「自由」です。

自分の欠点を抱え込んで悩み続けるのではなく、「これが自分だ」と開き直ることで、人生は180度変わるでしょう。目には見えないプレッシャーや不安から解放され、自分らしく日々を過ごせるようになるのです。

また、周囲の目はほとんど気にならなくなり、「自分には自分のやり方がある」と考えられるようになります。

だから、弱みを無理に直そうとしなくて大丈夫。嫌いな部分も受け入れられたなら、あなたはもっと自由になり、人生をもっと豊かにするはずです。

最初から弱みを受け入れるのは難しいかもしれないので、少しずつ「等身大の自分でいられる時間」を長くしていけたら良いのです。

人間はちょっとずつ、誰にも分からない速度で変わっていくので。変わりたくなくても変わったり、変わりたくても変われなかったり、色々あるけどね。

ってくらいゆるくて良いのよ、人生。いつか全員この世を去るんだから。地球上に生命のある間だけでも、楽しく生きましょ！

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