“幸せ”の押し付けをしていた頃
少し前まで、世の中には「幸せな人」と「幸せじゃない人」がいると思っていました。
極端に言うと、「年収○円以上だと幸せで、それ以下だと不幸せ」みたいなイメージ。
しかし、今は「人によって幸せが違う」という考えになりました。そのため、人への接し方も変わった気がします。
人それぞれ考え方も価値観も違うと気付いてからは、一人ひとりの考え方を尊重できるようになりました。
そもそも“幸せ”の定義もあいまい
人によって幸せが何かが違うという話の前に、幸せの定義も人それぞれ違います。
「お金持ちになること」が幸せだと思う人もいれば、「家族を大切にすること」が幸せだと思う人もいる。
「幸せ」を検索してみると、以下のような結果が出てきました。
なんとなく、しっくりこないような、来るような……。
AIにも聞いてみましたが、辞書よりは分かりやすい回答をいただけました。
そうだよね、ウェルビーイングだよね。
マーティン・セリグマン博士によると、ウェルビーイングは「ポジティブな感情」「没頭」「他者との関係性」「生きる意味」「達成」を満たしている状態のことを言うそうです。
とはいえ定義を勉強してみても、幸せって感覚的なものだから、上記に当てはめて考えるのはなかなか難しい。
幸せのヒントにはなるものの、“幸せ”を共通言語にするのは難しいのではないかと感じています。
幸せの押しつけをしていた頃
私は、人それぞれ幸せが違うと気が付くまで、幸せの押しつけをしていたように感じます。
私はよく「独立したいのですがどうしたらいいですか」という質問をいただきます。そんなとき、自分の中での最適解をお伝えするのですが、気づくとみなさん音信不通になってしまうんです。
私はコーチング兼ライターをしているので、「ライターになりたい!」という方には、実際の案件をお渡ししたこともあります。
しかし、半分くらいの方は体調不良になってしまい、納品されないまま終わってしまうケースがほとんど。
「なんか上手くいかない」と考えたときに、人には人のペースがあり、今すぐに挑戦することがその方にとっては幸せではなかったのかもしれません。
その方のペースを配慮せず、ガンガン応援するスタイルを取ってしまっていたため、ビックリされたのだと思います。
それに気が付いてからは、その人が“何を望んでいるのか”を慎重に考えるようになり、「挑戦しない方がこの人にとって幸せなんだろうな」と感じた場合は、無理に背中を押さないようになりました。
幸せの定義は、自分で決めるもの
結局のところ、「幸せの定義は自分自身で決めるもの」としか言いようがありません。
たくさんの理論は展開されていますが、必ずしもそれが正解だとは限りませんし、最終的には自分が納得する答えを導くしかないのです。
自分にしか分からない確固たる幸せに気が付いている人は、周りの意見や情報に左右されず、充実した人生を送っている傾向が高い気がします。
幸せが何か分からず、長い迷路に迷い込んでいる方は、以下のことを考えてみると何かのヒントになるかもしれません。
幸せは、意外と日常生活の中に溶け込んでいたりします。感受性を研ぎ澄ませて、小さな幸せを感じる瞬間をたくさん見つけてみてください。そうすることで、段々と本当の自分が見えてくるでしょう。
自分だけの幸せを見つけるには時間がかかりますし、時には弱い自分を受け入れる瞬間が訪れるかもしれません。しかし、そんな時間こそが人生にとっては重要であり、本当の幸せにたどり着く第一歩です。
ゆっくり焦らず、そして他人と比較せずに、自分だけの幸せを見つけましょう。
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