#17 みらいまちラボ イベントレポート②
2022.07.18
イベント名:「感動体験を生み出すための“レシピ”」鳥羽周作氏
主催者:みらいまちラボ
日時:2022年7月9日(土)
詳細:https://miraimachilab202207.peatix.com/
<初めに>
7月9日に、立山町にある前田薬品工業がオーナーのHealthian-wood(詳細は記事下部)さんで、第5回みらいまちラボ「感動体験を生み出すための“レシピ”」が開催されました!ゲストスピーカーとして、三年連続ミシュラン一つ星を獲得しているレストランsioさんから鳥羽周作さんをお招きしました。その中で私は、主催者であるみらいまちラボさんと一緒に、ボランティアとして運営のお手伝いをさせていただきました。
鳥羽さんには、感動する体験を届けるために必要なポイントやその設計図の組み立て方などについて、基調講演をいただきました。その後は、富山の食に関わる方3名、オンラインパネリスト4名とともにパネルディスカッション、そして最後はみらいまちラボ代表の藤野英人さんとのトークセッションがありました。
大変濃密な時間でたくさんの学びがありました。全てを書き出すことはできませんが、その中でも個人的に大切だと思ったこと、地域の活動とも関係してくると感じた部分を3点ピックアップしてみました。よければ最後までご覧くださいね!
①意図のある設計図を描く
感動体験を生み出すためのレシピ、広い意味で言うとその設計図には明確な意図が必要。意図というのは、その体験やサービスを通して、どんな状態になってほしいのか具体的にイメージした上で、その内容を図に落とし込む。料理一つ一つにこだわることはもちろん、そのお店の内装や食前のおしぼりにまで意識を向けることで、より良いおもてなしができる。
これは料理に限らず観光のイベントやツアー、新しいサービスを作る上でも大切だと思います。なんとなくこの場所まできてもらって、楽しんでもらえたらいいな〜というざっくりした想像だけでは、100%満足してもらうことはできないからです。マーケティングでいう、カスタマージャーニーを最初から最後まで具体的に考えて、どの場面でどう感じ、どう感動してもらえるかを事前に、そして明確に想像した上でプランを立てていくこと。一見すると当たり前のことのようにも思えますが、ここを徹底していくことはいろんな分野に応用できると思います。
②相手の考えや想いを、真剣に向き合って見定める
①に関連して、感動する体験をしてほしいと思っている相手のことを、考え抜くことが大切。相手がどんな経緯でここに至り、今どんな風に感じていて、何を求めているのか。これらを、相手を観察したり会話の中からヒントを得たりして最大限想像すること。これは真剣に相手と向き合わないとできない。そしてその観察眼や想像力は、まず日々の自分自身や身の回りに敏感になることで磨くことができる。
相手のことを想像するためには、自分自身に敏感になるというトレーニングがまず必要なのです。一長一短で身に付くものではないので、日々意識して鍛えていきたいと思います。この力もおもてなしや企画を考える中で必要ですね。今向き合っている相手が潜在的にどんなことを求めているのかを推し計った上で提案する方が、より相手に満足してもらうことができますし、リピーターにもつながると思うからです。
③ポジティブでいるには、面白がること
藤野さんがお話してくださった部分で、変化やいつもとは違うことを楽しむことができる方が良く、そうすることでポジティブでいられるという点。「面白い」という言葉は、パッとひらめきがあった時に顔の表情が急に明るくなって、周りの人が眩しいと感じるような様子を表している。そうやってネガティブな出来事も、わくわくするものだと脳が変換するような心の状態を持つことができると、たちまちいろんな物事は解決してしまう。
私は想像していなかったことが起きたり、嫌だなと感じるような出来事があるとどうしてもネガティブに考えてしまうところがあります。それでも、最悪の事態になるわけではないし、常に前向きにいられることでより建設的な想像も可能になると考えると、ネガティブになることの利点ってないですよね笑。地域でもいろんな人たちがいる中で、想定していなかったことが起こることがあると思います。そこで「上手くいかなかった」「どうしてそんなこと言うのだろう」とネガティブになるのではなく、物事に対する見方に、そんな観点もあるんだね「面白い」という視点をプラスしてみる。これは難しいことではないと思うので今日から実践していきたいと思います。
<終わりに>
終始和やかで、鳥羽さんや藤野さん、パネリストのみなさんのお話に熱心に耳を傾けておられた参加者の方々が印象的でした。セミナーの前後にも活発に交流をされていた様子を見て、改めて対面のイベントの良さを感じつつ、このような素敵な機会に携わることができて大変有り難いかぎりでした。
私は将来、朝日町や富山県がより元気になれるような、事業やサービスを立ち上げたいと思っています。そのような未来に向けて、今回学んだような「今からできること」を少しづつ実践し力を鍛え、みなさんが笑顔になって感動してくださるような機会を作っていけたらいいなと改めて感じました。
個人的には、プライベートでもHealthian-woodさんを訪れてみたいなと思っています!詳しくは以下のサイトやSNSをご覧ください。
開催場所:Healthian-wood(ヘルジアン・ウッド)
HP:https://healthian-wood.jp/
住所:富山県中新川郡立山町日中上野57-1
Facebook:https://www.facebook.com/Healthianwood/
みらいまちラボでは、秋冬に第6回イベントの開催も検討しているそうなので、興味のある方はぜひ今からチェックしてみてくださいね!最後までご覧いただきありがとうございました。
みらいまちラボ
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