ミッドナイト・ガトー・インビジブル
ガトー・インビジブル…だと?
3kgりんご買ったら2kgもらったという話を前々回したけれど、ひとつのお菓子で10個くらい使ってもまだまだあるよ、我が家のりんご🍎
先週の金曜日、ちょうど週末は北フランス内陸の街にある義母宅で過ごすことになっていたので、りんご菓子を作って持参することにした。
「りんご ケーキ」とかなんとかでググっていたら、たまたま見つけた「ガトー・インビジブル」なるもの。見えないケーキ?
どうやらフランス生まれの菓子で、数年前に日本で流行ったもの?らしい。
ちなみにフランス語的に読むと「ガトー・アンビジブル」。英語とフランス語は似た単語がかなりあるが、インだのアンだの発音が微妙に異なる。私は発音をちゃんと勉強していないので(しろよ)、いつになっても混乱する。
さて、「見えないケーキ」とのいわれは、生地がりんごと一体化して、ほとんど見えなくなる、ということかららしい。ほう・・・面白そうだなってことでこれに決まり。
今宵もミッドナイト・クッキング
晩ご飯を作り始めたのが21時近くだったので、相も変わらず食後のミッドナイト・クッキングである。
初めてつくるフランス発祥の菓子はひとまずフランス人のレシピをもとにすることにしている。フランスで人気者シリル・リニャックのレシピでいざ参らん。
シリル・リニャックのガトー・アンビジブルのレシピ
材料はこちら。
それにしても、りんごの量に比して生地の量少な!!バター20gだなんてもう超ダイエット菓子じゃないの!!
作り方は簡単で、「りんごをスライスして、生地混ぜて、りんごと生地を合わせて、焼く」以上。
持ち運びしやすいように、丸型じゃなくパウンド型で作るので、パウンド型に紙をしいておく。
りんごのスライスができたら、生地作り。
ポイントは、最初のみ。卵と砂糖を白っぽくふんわりするまで泡立てること。
りんごのスライスさえ終われば、あとは割とあっという間。パウンド型に流し込む。
皮をむかないでおいたりんごもスライスして、上に飾りとしてのせよう。
ここはオリジナルで、いつものタルトのように最後にカソナードとバター少々をのせることにした。
180度に予熱したオーブンで、40分くらい焼く。
私は、俺を暖房代わりにして編みながら待機。
いい匂いがしてきたな〜って、時はすでに0時半。
さすがに時間も時間。眠い。焼き上がりだけ確認したらオーブン内に放置して床につく。
翌朝、型から出してカッティング。
こちらをまるっと、200kmほど離れた義母宅へ持参したのだが、義母は義母でタルト・タタン風なお菓子を作ってくれていた。Vive la pomme。りんご万歳。
さて我がガトー・インビジブル。これは個人的にかなり好き。りんごの甘味のみって感じで甘すぎないし、食感もプリンみたいな感じでパクパクいける。傷治ってきたころにまた作ろうかなとすら思う。フランス人にも概ね好評だったように思う。
ちなみに、フランス生まれのガトー・アンビジブルというお菓子だよといったら、フランス人2人とも首をかしげて「知らないわ」。だってさ。
帰り道、いつもの八百屋にて
さて、これにはおまけ話がある。
内陸から港町に戻る道中、いつもの道の駅的産直八百屋にて野菜を仕入れる。
さすがにまだりんごたくさんあるし、今日はもういいなとりんご売り場はスルーしてほくほくでレジへ向かう。
すると、会計後、またきた「これをどうぞ」。前回同様2kgのりんごである。どひゃー。
お店のムッシューいわく、なんでも、20ユーロ以上買うと2kgのりんごをプレゼントしているとのこと。知らなんだ!
さらにこのことは、店前にも普通にプロモーションしてたのにふたりして全然気づいていなかったのである。とほほ。
かくして、我が家にはまたりんごが溢れかえることになった。
まだまだ続くよ、りんご生活・・・。
お店の看板はきちんとみましょうね。
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