イカと春キャベツとカラスミのペペロンチーノ

ユイじょり

2021年5月11日 06:07

サリュサリュ〜！皐月10日、ハッピーイカの日いかがお過ごしだろうか。

私はといえば、北国で肉と芋とチーズとバターにまみれ、それらをビールとワインで流し込む生活送っている。イカ連盟のみなさまが、思い思いのイカ料理を作られているのを指を加えて見つめているところだ。

I miss ダシ。魚 me manque。
（＝だしが恋しい。魚が恋しい。)

でもでもでもでも・・・安心してください（何に）、一応ネタはありますよ。

あれは1週間前のこと

北に旅立つ前に、手帳を見ながら諸々の締め切りとかnoteのネタとかあーでもないこーでもないと色々思案していたところ、今月10日の私はイカの日なのに、

「月曜日」「notパリ」「not自宅」

という3重苦に見舞われることが予測できてしまった。ちなみに月曜日は海鮮系は関連全てクローズ、スーパーの魚売り場にも魚が届かないのでイカデーがぶつかると最悪なわけだ。

本日も見目麗しい青森の郷土料理・イカ寿司を、これまた見事な解体ショーとともに作られていた、イカ連盟のチョコチップ会長。

「10日という日程自体は、あくまでもアンカーであり、ご都合に合わせて貴方様なりのイカの日を、ご自由に設定いただけます」

懐の深〜いイカ連盟会長のお言葉、しみ入ります。

この金言を聞いたのは本日・・・なくせに、「ま、こんなときは先取りでイカを愛でて10日にしれっとアップすればいいや♪」と。
北に旅立つ前日、強引に夫婦別食にして、私だけイカナイトを敢行することにした自称他称テキトー副会長なのである。

気づいたは、いいものの・・・

この流れでひとつしくじったのが、その事態に気づいたのがなんと出発前日、日曜の夕方ということだ。日曜日だからどこもお店やってない、はい終了ー。

余計なものは買うなとこっぴどくOtto氏に言われていて、そんなの関係ねぇとまさかのあん肝とか買ったりして数日を綱渡り気味に過ごしてきていたけれど、さすがに前日は冷蔵庫がほぼすっからかんなのである。

こんなときは、かつてのイカの日に買ったあまりを冷凍したものを使うしかない。困った時の定番、パスタでいこう。

パスタの中でも「スパゲティ×魚介×オイル系」の公式が最上位にくる私なので、お昼でも夜でも困ったらなんでもこの公式に当てはめるわけで。

今日のところはオイル系の原点、ペペロンチーノ。具はかろうじて残っていたフランス版春キャベツこととんがりキャベツの終わりかけ&冷凍イカを使い、最後に常備・カラスミをゴリることにしよう。

ここでちょっぴりフランス語講座

日本では、イカといってもたくさんの種類が存在するけれど、パリで見かけるイカって2つだけかも。

① seiche（セッシュ） ：コウイカを指す。
② calmar（カラマール）もしくはencornet（オンコルネ）：コウイカ以外全部。

イカひとつとってもヤリイカ・スルメイカ・ケンサキイカ・アオリイカ・コウイカ・ホタルイカ・・・と多数の呼び名がある日本とは違って、でかいコウイカ以外は全部カラマールかオンコルネなわけです。ちなみにフランスは南に下り、私が大好きなバスク地方では、イカのことをchipiron（シピロン）と読んでいた記憶。

コルネ（cornet）って、よくクリームが入ったコルネってパンがあるとおもうけど、あのコルネのことでしょうね。円錐形のこと。

ちなみにカラマールとオンコルネの違いをマルシェのおっちゃんに聞いてみたら、同じだって言われたことがある。お、おうよ。。

ということで、アニョに続いてとりあえず今日はカラマールかオンコルネ、お好きな方を唱えて覚えましょう。
好きな方を覚えておけばフランス語圏でイカを頼めるはず！
世界どこでもイカ計画！！