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ゆく年の締めは、フォアグラマカロン

2021年12月31日、午後10時のフランスから、今年最後のボンソワー。

私が編み物クラブ活動とメディカルチェックに励んでいた今週。
フランスは、なんだか水曜日くらいから毎日「え!?」って感じで、例のヤツの新規感染が17万人→20万人。
で、今日は23万人!?ですと。

本気と書いてマジで?我がパリの居住区の全員以上が陽性という算段なんだけど・・・。

さすがに色々と規制が厳しくなって、パリ(+α)では今まで建物内のみ必須だったマスクが外でも必須に戻ったらしい。まあ致し方ないですね。

来年は状況が良くなることを祈りながら、年が明ける前にサクっと書きます。
テーマは、現在進行中の大晦日ごはん。



締めはやはりこれで

2021年は何度かブームが訪れたけれども、象徴的なものが「マ活」と呼んでいる
「本場フランスに住んでるんだからカロンくらい作れるようになりたいんだよね活動」。

年始に必ず訪れるマイ誕生日。今年のマイ誕生日に作ったのを皮切りに、私のマ活2021は始まった。

これは狂ってるやつ。


パフェなどという辛党のブーイングを浴びそうなものも作ったんでした(私は朝なら甘いものイケる)。


こういうのを作っても大抵我が家のスイーツ大魔王(Otto氏)が食べてくれるので、私はひたすらアート活動に集中できるのがよい。


イタメレに初挑戦したやつ。緊張したなあ・・・。


イタメレの安定感に感動して、マーブル模様にもチャレンジ。


これは自分の頭の中に描いていたイメージと出来上がりがぴったり合ったレアなシロモノ。

noteにあげている限りで今年最後のマ活が、バカンス前のこちら。夏かよ。


秋はがっつりと他のことにハマってしまったので、めっきりマカロン、さらには他のスイーツも一切合切作らなくなってしまった。
週1で大量のマカロンが生み出されがゆえに、目の前にあったら食べてしまう激甘党のOtto氏からも、さすがに「マカロン、モウイラネ」的な発言がありましてね。

で、年末。
最後くらいは今年の集大成を・・・!という発想に至るのは想像にかたくないだろう。


クリスマスイブの午前

緊張しながらマカロン教本のイタメレ版マカロンコックのページに重しをのせる。

久しぶりに大量の砂糖とアーモンドプードルを計りにのせた。卵白は計画的に貯めるのがマカロニストの生態。卵黄についてはパイ生地の艶出しに使ったりオムレツに入れたり。可能であれば納豆×卵黄ごはんがしたかった・・・(納豆かれこれ3ヶ月以上食べてない)。

マカロンコック(イタメレ)の基本:卵白、アーモンドプードル、粉砂糖、グラニュー糖

調色はせず、白いマカロンを目指す。何気に初めてかも。
これ以降の写真が一切ないことから、久しぶりのマ活にテンパっていたことを慮ってほしい。


ところ変わって、本日北国にて

焼き上がったマカロンは、缶に入れて、マカロン本(Otto氏所有)とともに北まで運んできた。この本、デザートとしてのマカロンに限らずアペロでも使えるようなサレ(塩辛い)のマカロン(*)もあって面白い。

(*)マカロンのコックは共通、間に挟むものが甘くないだけ。

正直にいうと、70パーは成功で30パーは上にヒビが入ってしまった(ゆえにOtto氏のおやつ)。

この本をペラペラめくっていて、あーこれなら辛党の私も食べられるかもと思ったのが、フォアグラのマカロン
この本レシピだと、パイナップルのコンポートにフォアグラのムースをのせるらしい。

Otto氏に頼んだら近くのカルフールで買ってきてくれたものたち。どうせ煮たり潰したりなんだりするからクオリティなんて気にしない。

左から、生クリーム、フォアグラ、パイナップルの缶詰

まずはフォアグラのムースから。小さく切ったフォアグラと生クリームを火にかける。

ザルとゴムベラで適当に濾す。

ごめん肝臓

塩・胡椒をばら撒いたらば、ボウルにうつして粗熱をとる。その後、ラップを密着してかけて冷蔵庫で出番までお待ちいただく。

続いてパイナッポーのコンポート。Otto氏が買ってきたアナナ(仏語ではパイナポーはアナナ)の缶詰のシロップを熱して、中身をみじん切りにしたものを加えて30分くらいコトコト。本当はコンポートなので数時間レベルなんだろうけど、いかんせん時間がないので、ちょっと煮詰まったかなくらいで火を止めて冷やす。


散歩後、仕上げスタート!

年に数回、「あー私もってんな、今日」と思う瞬間があるのだけど(ありますよね?)、それは思いがけずやってきた。

俺散歩ついでに回遊したショッピングモールのお店で、たまたまセールになっていたスパイスたちを即買い。

フェット用のスパイス。牡蠣・トリュフ・フォアグラ。

普通に買うとトータル3000円以上するものが、およそ半額。ちょうど欲しいやつ(牡蠣・フォアグラ)。しかもラスイチ。もってるな、よし。

帰宅後、諸々他の準備を済ませたのち、ひえひえのフォアグラムースを泡立てて、絞り袋にいれる。

もうちょっと泡立つ予定だけど、まあ生クリームの脂肪分が足りないかもだし致し方なし


マカロンの組み立てに入ろう。
まずはパイナッポーのコンポート的なものせて、泡立てたフォアグラムースをのせたらば、先ほど購入したフォアグラスパイスをちょいのせ。

そしてマカロンで蓋をかぶせる。
スパイスを買うついでに仕入れていた金の飾り的なものとともに。

金のかざりパラっパラ。


午後20時、かんぱーい

シャンパーニュの開けたて入れ立ての泡を、両小指でとって両耳の後ろにつけながら願いを念ずると、その願いが叶うらしい。


私はこれにワインさえあれば満点な感じだけど、Otto氏はどうだろう。。

これが一応主役?のフォアグラマカロン。


定番定番定番定番牡蠣。

イカ(小イカ)とタコどちらがいいと聞かれて、最初間髪いれずに「イカ!」とこたえるも、イカの見た目がアレなのか義母の顔がアレだったので、タコを選択したため並んだタコサラダ。

トーストにマカロンで余ったフォアグラムースをのせたのと、なんちゃってキャビア。

主役のフォアグラマカロン、よかったっぽいですよ!?
辛党の私は3つでギブだったけど、甘党のOtto氏は10個くらい平らげたあとに「糖尿病なるからこれ以上ノーーセンキュー」と。

作り納めのしょっぱマカロン

まあ、終わりよければ全てよしってことで。



今年も我が酔狂クッキング&酔狂好犬の投稿にお付き合いいただき、
ありがとうございました!


来年はあなたのもとに現れるかも🐶なんつって。

白いヤツらから、今年はお世話になりまして候💓



追伸


日出ずる処の我が故郷はとっくに明けましたよね。
来年こそは故郷でそば食べる!

北国のとある町の広場
簡易観覧車もあり


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ユイじょり
応援ありがとうございます♡いただいたチップで俺のおやつがちょっぴり豪華になります🐶