タコとアボカドのMIZUNAジェノベーゼ
アドベントカレンダー的なものを一切やっていないので、カウントダウンすることもなくぼーっと過ごしていたら、気づけばもう、12月も20日。
つい昨日くらいに、あーもう師走かーなんてつぶやいていたというのに。
ここ数ヶ月の日曜日といえば、10時くらいまで寝て、みるぅのお散歩ついでに日曜に最もにぎわう近所のマルシェを探索。またお昼寝してデスクワークという名の読書やらnoteやらをする日と決まっているのだが、いくらクリスマスが近いからといってその習慣は変わることなく。
今日はデスクワークという名のクリスマスカード作成で久しぶりに活字を書いた。一番好きな食べ物を挙げよといわれたらおそらく一番に答える「牡蠣」の漢字がかけなかったのはショック。たまには自分で書かないと脳が縮みますな。
まあそんなこんなで、あっという間に夜。
本来作ろうと思っていたものはあった。ヘビーでフレンチな一皿。
昨日までに材料を買い揃えていたわけだけど、後先考えずお昼がこれまたヘビーな(市販の)チキンカツに(冷凍食品の)フリット。
案の定、ディナーについて、万年ダイエッターOtto氏は、「スープにする」。はいきたー。
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かくしてひとりごはんとなってしまったのだが、ひとりごはん用の生牡蠣も買っていなければ、ロシアンたらこ缶も切らしているし、ぬか漬けは昨日追加したばかりだ。うーん、どうしよ。
困ったときの、突撃隣のnoteご飯。
そういえば昨日、シチリア島のkaorinaさんが、ご自宅のベランダのバジリコ(羨ましすぎる)で作っていたジェノベーゼが、とても美味しそうで。
それに呼応するように、日本のパリでは、おしゃOLなケイチェルおいたんが、これまたランチタイムのレディースセットみたいなパスタを作っていた。
連発でこんなにも美味しそうかつおしゃれなパスタをみると、いくらデスクでユンケルしていた背中チャックから類YOSHIDA(自称)な私も、たまにはおっさん系じゃなくこういう素敵なものを作ってみたいなーなんて思っていたのだ。
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そもそもこの「ジェノベーゼ」というソース。どうやって作る?
本来の調理法(wikipediaより)
ニンニクひとかけと松の実一握りをよくつぶし、エクストラ・バージン・オリーブ・オイルとバジリコの葉を小束で10束、荒塩少々、50gのパルミジャーノと50gのペコリーノ・サルドを加える。以上の材料をよくすりつぶし、十分に濃く暗い緑色のペースト状になるまで少しずつエクストラ・バージン・オリーブ・オイルを加える。
やっぱ使うのって、バジリコですよね。フラ語的にはbasilic(バジリック)。
そういえば、今年の春のコンフィヌモン真っ只中。
4月下旬だというのにとても暑い日だった。
そんな暑い日だったこともあり、私の夏の主食、冷製カッペリーニ明けをしたくなった。
春夏に常備しているハーブ、パクチーを使おう。
フープロがなくてはちゃんとペーストにはならないと思いつつ、無謀にもみじん切りしまくってパクチーのジェノベーゼを作ってみた。
いやこれ、思いつきの割りに美味しかったよなあ・・・と、蘇る記憶。
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本当につい先日、今週木曜日のこと。
自作鶏ガラスープの鶏塩ラーメンの具材にと、近所のマルシェの八百屋さんで購入したMIZUNA(水菜)。
このMIZUNAがですね、野性味が強くて実は個人的にたいへん好みだったのですよ。
セロリとかルッコラとかクレソンとかちょっと独特な苦味のある草系が大好きなので、よくきたね私の元に!!!(感涙)レベルの歓迎ぶり。
日本の水菜ももちろん好きなので、ちりめんと合わせてサラダにしたり、オイルベースのパスタにもよく使ったりしていたけれど、日本の水菜が平安貴族なら、フランスのMIZUNAは鎌倉武士的な。茎のしゃきしゃき感もたまらな〜い!と変態レベルでひとり絶賛していた。
こんな感じなので、今朝の散歩で徘徊したのも木曜と同じマルシェ。同じ八百屋さんがちゃんと出店してくれていて、何に使うかは未定だけどそのままムシャってもいいやと思いつつ、MIZUNAを100gちょっと購入していた(200円ちょっと。バジルより安いたぶん)。
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MIZUNA愛をここまで語ったところでネタばれしている、っていうかタイトルからしてすでにバレバレなのだが、ここでピンときた。あてもなく購入していたMIZUNAをジェノベーゼ風にしてみることはできまいかと。
しかも、しかもですよ。今の私には、春の時点でなかった力持ちのボーイフレンド、フープロがある。もはやジェノベーゼを作るためにあるのではないかと言っても過言ではない(いや過言だが)。
幸いにも、松の実もストックがあるし、そのほかの材料も適当にうちにあるものでなんとかなるだろうという極めて安易な思い付きで、Otto氏にさっさとスープ作ってキッチンを明け渡すように依頼して、つくりまーす。
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ラーメンの具用に作った鶏ハムがちょうどいい量余ってはいたのだけど、気分はタコだったので、冷凍していた茹でダコのラストを使うことに。
ソースの材料は、よく洗ったMIZUNA(7割くらい使用、少量はトッピング用に)、オリーブオイル、白だし、生クリーム、松の実、あと載せ忘れたけど、今月のイカの日、イカのカルボで使ったペコリーノチーズのあまり。
MIZUNAをざっくりと切って、適当にオリーブオイルと生クリームと松の実、ペコリーノ、白だしをいれる。初めて作るくせに計量せずに大胆に入れてしまうところが大雑把な性格を物語っている。まあ、ぎゅいーんしてから考えよう。
ぎゅいーん後。
あらまあ、このままパンにつけて無限系な美味しさなんですけど。
適当きわまりないけど、過不足ない。一発で決まった。
今日はなんだか色々ツイているなあ!
次は具。みじん切りにしたにんにくとアンチョビをオリーブオイルでじくじくと。
タコを入れる。
にんにくが焦げないようにと思いつつ結局焦がしている。
あ、そういえばマイ必須なレモンはあるよな?と思って冷蔵庫をあけたら、4分の1だけ余っていたアボカドがこちらを見つめている。
ってことで、速攻刻んで入れました。おいたんのパスタにもアボカド入ってたし。
白ワインちょっと回し入れて、水分飛ばしつつ、待機。
コンロがひとつしかないのは、パスタ作るときに一番不便!😡と思いながら、ちょいとふとめのスパゲティを茹でる。ちょい固めくらいで火をとめて、適度な茹で汁とともにフライパンに入れたら、MIZUNAソースも投入だ!
黒胡椒をごりごり、水分をがっと飛ばす感じで全体を合わせたら、火をとめる。
なんか思ったより美味しそうだぞ。
お皿にもりつけて、トッピング用のMIZUNAをこんもりのせて、レモンを添えたらできあがり。一応クリスマスも意識して、ピンクペッパーもフリフリしておこう。
Hey!一丁あがりィ!
レモン狂のレモン使いは、ふたくちみくち食べてからさくっとかけてちょいさっぱりさせて、3分の1くらいになったところで追いレモンを。
こうすると最後までいける。
いやーこれは、MIZUNAをペーストにしたら一体全体どんなことになるのだろうと疑心暗鬼ではあったけれど、要はそのまま食べて美味しいものは砕いても美味しいわけで。くせのある葉っぱ、最高。
ただ、22時前に食べるにはちょっと重いかもしれない。
アボカド入れるなら生クリームいらない。生クリームいれるならアボカドなくていい。
それ以外は自分でいうのもアレだけどパーフェクトだし、オッサンヌな私からしても昼間のレディースメニューにとてもいいと思う。
あ、ニンニクききすぎかもしれないから、そこは要加減でどうぞよろしく。
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そういえば、2018年のシャンゼリゼはこんな様子だったのである🐶
凱旋門みえます
このときまだ3歳、若いな俺🐶