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洋風おうちごはん

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フレンチ中心に、洋っぽいおうちごはんのまとめ
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2020年10月の記事一覧

フレンチなチーズチキンカツ、コルドン・ブルー

日本でも報じられていると思うけれど、例のウイルス感染の状況がよろしくなくて、いよいよまた外出制限強化モードに入りそうな予感のするこちらパリ。 急遽今夜20時に大統領が話すこととなり、ソワソワしながらそれを待つのみなのだけれど、一体どうなることやら。 ・・・ さて、今日の一皿入魂型ごはんは、フランス家庭料理の定番、コルドン・ブルー。 日本語で直訳すると、「青いリボン」。 コルドン・ブルーといえば、言わずと知れたフランスのお料理学校「ル・コルドン・ブルー」が一番に思いつく方

週末、おうちでバル〜イカ・タコ・マテの三重奏

予期せぬ知らせは、いつも突然やってくる。 1年以上たって、ようやく前にもこのあたりの記事で触れているが、ここフランスは言わずと知れた移民大国。私も移民のひとりとして住まわせてもらっているありがたい身ではあるのだが、フランス人にとってでさえ、この国の行政系手続きは、鬼門だ。 この記事の中で書いているように、私はこちらにきてすぐ、ビザですったもんだした後、健康保険を手に入れるのには結局トータル約1年かかった。コロナの影響ももちろんあるのかもしれないが、いろんな人の例を聞いてい

生焼けが気になる人に捧ぐ、煮込みハンバーグ

昨日の投稿でアクアパッツァを作って(金曜日の夜)、よっしゃ週末は海の幸づくしにするぞおと意気込んでいた魚党の私。 が、Otto氏によるあまりに大胆な魚拒否、2日にかけてまさかのひとりでメバル一匹食いをするハメになったため、急遽計画変更。土曜日夜は魚系をあきらめ、がっつり肉にすることにした。 まあ、昨日は私の好み一辺倒で魚祭りにしたので、今日は氏の好みに合わせて差し上げようという、私なりの優しさ。 うちのムッシュー、「生」がとにかく苦手なことはこの3ヶ月作って書いてよーく

魚は一体、どちらを向くべきなのか?〜メバルのアクアパッツァ

「無意識にこれが当たり前と思っていたけれど、ふと正反対のイメージを目にしてカルチャーショックを受け、それまでの当たり前が揺らぐこと」 海外に暮らしていると、たまにこういうことが起こる。 これ、おとといの魚屋@マルシェの光景なのだけど、これを見て違和感を覚えるのは私だけだろうか。 私は一応三陸生まれの三陸沿岸の旅館の孫なので、生まれたときから魚という魚には親しみをもって生きてきたわけだが、 魚って普通左向いてないか??? これは祖母開発の名物料理、どんこ汁。あー今すぐ

北の国から2020〜アンディーブのグラタン

先日、デパートの秋セールで念願のフープロを手に入れた話をしたけれど、そのときたまたま目に入ったストウブのグラタンプレート。 そういえばちょうどいい大きさでそのまま食卓に持っていけるグラタンプレートがなくて、いつか欲しいものだなあと思っていた。 お値段なんと40%オフ、色は白か赤。好みはもちろん白、買っちゃうよねー。 すでに在庫過多な洋服とか化粧品は買わなくなったけど、食材と食器と良理道具はどうしたって。ねえ。 ・・・ こちらをおろすのは、やはりグラタンだろうと思ってい

りんごを求めて歩いた日に〜寒くないのに猛烈にあったまる、ありあわせの適当スープ

今日のパリは、とても暖かかった。 ニットに革のブルゾンで出かけたら、有働さんもびっくりのかなりの脇汗。 私が火照ってるのかなんなのかはわからないけれども。 更年期にしては早くないか?誰か早いと言ってくれ。 ・・・ 本日は、朝ふた仕事くらい終えたあと、午前中マルシェの手芸屋で犬服用のお安いミシン糸を購入。なんでも揃う、マルシェ。 午後はどこでもいいからパリ市内にあるリンゴストア🍎に行きたかった。 かれこれ5年以上使って、皆さんご存知のように定期的に心霊写真が撮れてしま

いつの間にかうっかりちゃっかりフレンチな、うちの肉じゃが

「今晩は芋と鶏にて手抜き!明日のnoteもつぶやきにしよう!」 と思っていたのだけど、あれよあれよと完成品がうっかりちゃっかりTOP画像のようなおフレンチっぽい感じになったので、簡単にその経過を。 手抜き!と決めてスーパーで鶏肉(ドラムスティック部分)だけ買ってきた昨晩。この記事で書いた超シンプルな「うちの肉じゃが」を作ろうと思った。 この投稿から3ヶ月も経ったことに呆然。。 どうして最初から?と自分のカメラ技術がなさすぎてショックなのだけど、ストウブ鍋にオリーブオイ

ザ・フレンチな一皿〜骨付き鶏もものソテー、ベアルネーズソース

土曜日の夜は、我が家の週末のはじまり。 Otto氏の1週間お疲れごはんということで、氏が好みそうなフレンチっぽいものを作ろうと心がけている。 日々目にする美味しいnoteで、フレンチっぽいレシピとか肉っぽいレシピとかをその都度作りたいリストにメモしているので、今回もそのメモからヒントを得た一品をつくってみよう。 そうは言っても私の場合、追える方がそう多くないのでインプットは限られる。ということで、いつもお世話になっている日本のパリの方からインスピレーションをいただくわけだ

仏版ビーフシチュー、ブフ・ブルギニョンを食べ尽くす3日間

最近ようやく、室内の暖房がついたパリの自宅。安堵きわまりない。 もちろん建物にもよるが、パリのアパートはセントラルヒーティングが割と多いので、大元のスイッチさえONになれば室内はぽかぽか。外は死ぬほど寒くても、家のなかはTシャツでもへっちゃらだったりする。 東京の家のほうがよほど底冷えして寒く、帰宅してすぐにIHヒーターを速攻つけてすぐにお風呂のお湯を張って温まっていたものだ。現在の家はシャワーだけでバスタブがないので、芯から温まることはできないのだけども。 こう寒くな