コロナ自粛中にファスティングをして感じたこと
①はじめに
■ファスティングをするきっかけ
実は「コロナ太り」以前の問題でこの半年ほど標準体重より+3kgほど太っていました。
それがコロナ自粛生活が始まり、運動不足や24時間在宅していることへのストレスで自分では止められないほどの食欲に襲われ「これはいよいよマズイ…」と思って始めました。
また始める前に「空腹感が体の細胞を若返らせる」との講演を聞いたのも、開始する背中を押してくれました。
■どこでする?
大変なファスティングを楽しく乗り切るには、パートナー選びが大切です。これまでファスティングは3回したことがあり、いずれも「KUGINUKI FASTING DETOX」でお世話になりました。
http://kuginuki-fasting.com/
ファスティング期間中LINEを使って、トレーナーの釘抜さんの親切なメッセージやコンサルティングが受けられることで選んでいます。
②方法期間は1週間、最初の2日間はファスティングに向けた体を作る準備食期。
その後3日間でファスティング。
最後の2日間は回復食期となります。
実際に完全に固形物を立つのは3日間。その間はハチミツとサプリで必要最低限の栄養を摂ります。
③準備食
いよいよ準備食期。この期間は「まごわやさしい」を目安に食事をいただきます。
「まごわやさしい」とは
ま…豆類
ご…ゴマ類
わ…わかめなどの海藻類
や…野菜
さ…魚
し…しいたけなどのキノコ類
い…イモ類
といった食材を中心に食事をします。日本の古来の食材でこれだけでも続けていたら健康になれそうです。
その他、乳製品、カフェインはNGです。
④1日目:物理的変化
準備の2日間が終わり、いよいよ断食初日。この日が一番キツイ(空腹を感じる)のだそうです。
口にしていいのは水2Lとハチミツ(10本)+サプリ4本
今回は半年溜めた+3kgのせいか、ほとんど空腹を感じることなく過ごすことができました。
が、なんとなく口さみしいので水ばかり飲んでいました。
1日目終了後は明らかに「体の変化」を感じました。具体的には、
・体重が1kg減り、体が軽く、頭がクリアになった。
・ほうれい線が薄くなった(オンライン会議にてひそかに実感。笑)
・内ももの肉が減った
・体脂肪率が1.5%減った
などなどです。早速期待通りの効果が出ました。
⑤DAY2 内面的変化
ファスティング2日目の朝は不思議なことに空腹感が全く消え去ります。
1日何も食べていないとは信じられないほど体が軽くなります。
今、いつもは消化や吸収に使われている体内酵素が、細胞の修復に使われているそうです。
なのでファスティング終了後は肌もツヤツヤするそうです。
が、一方で貧血気味の私は少しふらつきを感じました。そこで釘抜さんにその状態を伝えると「ハチミツを多めに摂ってください」とのアドバイスが。
こういう時、相談できる人がいることはとても心強いです。
2日目は「心の変化」を感じました。
・瞑想がクリアで心地よい。自分につながっている感じがする。脳からあふれる多幸感。
・「食事をしていなくもこんなに心地いい」と感じ、どんな状況でも自分の幸福は自分で決めることができる、と思えた。
・あるセッションの最中に「自分は何のために生きているのか」という深い問いに出会った。
といった体内の酵素が消化や吸収に使われない分、いつもより思考が冴え、自分の深いところとつながれた気がしました。
⑥DAY3 体も心も絶好調
3日目は朝起きた途端、体のだるさも抜け心身ともに絶好調でした。
糖類による栄養が絶たれるため、脂肪が肝臓で猛烈に燃焼され、脂肪を燃焼したことで肝臓から分泌されるケトン体のおかげで集中力がアップしている状態だそうです。
この状態がファスティングの醍醐味だと感じます。何をしても体は軽く、心は幸福感に満ちています。
この日も水をたくさん飲み、ハチミツスティックとサプリで過ごしました。
⑦復食期
いよいよ復食期です。ファスティング明けは体の吸収力が高いのでこの2日間で何を食べるかがとても重要です。
この期間に何を食べたらいいのかも、釘抜さんがアドバイスくださいます。
復食1食目は大根おろしとりんごのすりおろしをいただきました。
今回はあまり空腹感に悩まされなかったものの、待ちに待った食事1口目。
「大根、甘い!!」
大根がこんなに甘い野菜だとはファスティングをするまで気づきませんでした。
これが「味覚がリセットしている」状態なんだなぁ、と。
りんごも1口1口美味しくいただき、復食1食目終了。
その後もも猛烈な食欲といったものは起こらず、無事に復食期2日間を過ごすことができました。(←イマココ)
⑧ファスティングをして感じたこと
3日間固形物を口にしない、という非日常体験を経て、忘れてしまわないうちに感想を書き留めておきます。
1.体のデトックス・味覚のリセット
今回のファスティングの結果、
体重マイナス4.5kg、体脂肪率マイナス3%減らすことができました。
体重の減少以上に印象的だったのが、これまで口にしていたものには食品添加物や濃い味付け、など体のためではなく、舌に過剰な刺激を与えて中毒にさせるようなものが多かったということです。
大根の甘さ、野菜そのものの味をしっかりかんで感じれば、おのずと食べるスピードや量は適正なものになると感じました。
2.心のデトックス
体が余計なもので詰まっていると、心も余計なものに占領されるような気がします。
特に甘い物は食べたら血糖値を急激に上げ、その後急激に下がるため、それが精神の浮き沈みにも影響します。
できるだけ食べるものをフラットにすることで、精神もおだやかでいられることを実感しました。
3.コロナ自粛期にする意味合い
今回コロナ自粛による在宅期間中にファスティングを実施しました。
そうすることで周りの影響を受けにくく、ファスティングに集中することができました。
また、今回のファスティングで得た実感とコロナ自粛は共通点があると思いました。
それは「当たり前だと思っていたものが絶たれた時に本当に大事なものが分かる」ということです。
デトックスは人間に必要な「食」を絶ちます。
コロナ自粛では「リアルな人とのつながり」が絶たれています。
どちらもこれまでは当たり前にあったことが絶たれることで
「自分にとって本当に大事なものはなにか。必要な物は何か」
を考え直すきっかけになりました。
全国で緊急事態宣言が解除され、日常生活が戻りつつありますが今感じていることをベースとして自分らしい生活を新しく作り上げていきたいと思います。