もりしゅんすけ

生まれも育ちも静岡市中心部。 静岡の大学に通ってる20歳の大学生です。 シンガーソングライターの小沢健二をこよなく尊敬していて、その延長でいろいろ文章を書きたいと思ってます。 よろしくお願いします!

もりしゅんすけ

生まれも育ちも静岡市中心部。 静岡の大学に通ってる20歳の大学生です。 シンガーソングライターの小沢健二をこよなく尊敬していて、その延長でいろいろ文章を書きたいと思ってます。 よろしくお願いします!

マガジン

  • 小沢健二 歌詞論 研究室

    小沢健二の楽曲一つずつに焦点を当てて、細かく分析していく文章をまとめます。 また、20歳でファン歴8年の私が、小沢健二さんの楽曲について感想文を書いていく「僕×『○○』」シリーズも同時進行でまとめていきます。 他にも小沢健二関係で、興味深い記事などがあれば取り上げていきたいと思います。

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【君もまた、青春】第一話「私は、スタートダッシュで失速しない」

第一話「私は、スタートダッシュで失速しない」  高校二年生の春がスタートする。私の青春よ、そろそろ始まってくれ!なんて考えたりしてた今日この頃。  新入生でもないのに慣れた通学路をきょろきょろと見ながら自転車を引き『パンくわえたイケメンが、あそこの角から飛び出してきてくれないかな』なんてテンプレートな妄想が頭に浮かぶ。まあ、そんなに青春は甘くないよね、とほほ。 「ハシムー、おはよーさん」 中学のころからの同級生、土屋凛子が学校の正門から手を振ってる。彼女はスタイル抜群、容姿端

    • Find out the truth behind the unprecedented hit "Kimetsu no Yaiba"

      1,IntroductionFirst of all, let's talk about myself. I've been a fan of animations since I was a sophomore in high school, around 2017, and I've encountered some great works so far. As an individual, I'm interested in a wide range of genres

      • 空前の大ヒット作品「鬼滅の刃」その魅力の真相に迫る!

        1,はじめに まず僕自身のことについて話すと、高校2年生の時(2017年頃)からアニメが大好きで、いままでに素晴らしい作品に出会ってきました。個人としては、ライトノベル出身の異世界系や恋愛系、学園系、またジャンプやマガジン出身のバトル系、スポーツ系など結構幅広いジャンルの作品に興味があって、2021年現在までに100本以上の作品ははっきりと感想が言えるほどにはみてきたと思います。 その中で、2020年に入ったころから「鬼滅の刃」が僕の周りでも話題になり始め、私もそのタイミン

        • 小沢健二,1994「おやすみなさい、仔猫ちゃん!」【考察】

          はじめに「おやすみなさい、仔猫ちゃん!」は1994年にリリースされた「LIFE」の8曲目に収録されている曲だが、シングルカットがされていないことから、小沢さんの楽曲としては少しマイナーな部類に含まれるだろう。英題「GOOD NIGHT, GIRL!」からも分かるように題名の「仔猫ちゃん」とは明確に好意のある女性を差しているもので、やはり恋愛色の強い作品に思える。 この楽曲は曲の長さが7分57秒と長めで、ゆったりとして緩やかな濃淡のあるメロディーが特徴的だ。一方で歌詞から読み

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        【君もまた、青春】第一話「私は、スタートダッシュで失速しない」

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        • 小沢健二 歌詞論 研究室
          5本

        記事

          僕×小沢健二「彗星」

          こんにちは! 僕は現在noteで小沢健二の歌詞分析を行っておりますが、今回からはその作業と並行して、私自身の感想・所感を交えながら小沢健二の楽曲一つ一つを取り上げてブログにしたいと思います! そして今回第一弾に取り上げるのは、2019年にリリースされた小沢健二のアルバム「So kakkoii 宇宙」より、「彗星」にしました! 「彗星」ってどんな曲?そして時は2020 全力疾走してきたよね ー小沢健二「彗星」 この曲に出会った当初から、来たる2020年をすでに象徴するよう

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          ライフ・イベント・サークル理論

          こんにちは! 普段は小説やシンガーソングライターの小沢健二さんに関する投稿を行っていますが、今回は、私自身が高校生の時に考えたとある理論(アイデア)を紹介したいと思います! 正直、まだ全然成熟した考え方ではなく、未完成なガラクタですが、三年以上温めてきたくらいの価値はあると思います。 webに投稿するのはもちろん、 誰かに話したことすらない初だしのインプットです! ※この理論はかなり偏っていたり飛躍している側面もあるので、温かい目で見てください! ライフ・イベント・サーク

          ライフ・イベント・サークル理論

          【君もまた、青春】第二十五話「私は、アドリブが得意とは言えない」

          第二十五話「私は、アドリブが得意とは言えない」  私は足をぐらつかせながらステージの中央へたどり着いた。あれ、マイク持ってきたっけ? 一瞬パニックになるも、その左手にはちゃんと握られていた。完全にあがってる…。 私の思ったことをただ言葉で表現する…、表現する…。私は呼吸を整えて大きくお辞儀をした。会場はすっと静まる。 「み、みなさんおはようございます。文化祭実行委員長の橋向桃香です。えっと、あ~なんというか私には思うところがあります。学校行事って何のためにあるのかな、なんて

          【君もまた、青春】第二十五話「私は、アドリブが得意とは言えない」

          【君もまた、青春】第二十四話「私は、またも騙された」

          第二十四話「私は、またも騙された」  早々に集合場所だった生徒会室に到着すると、すでに生徒会の面々は揃っていた。 「あら、遅刻魔の桃香さんにしてはお早いじゃない」 堂園会長はパソコンから目を離さずにぶっきらぼうな口調でそう話しかけていた。 「遅刻ギリギリだけど、遅刻をしたことはありません~」 私は得意げに頷いた。 「さあ、みんな開始に向けて最後の打ち合わせと行こう!」 神崎副会長の優しく心強い号令で私たちは作業に入った。朝で頭がボケっとしている感覚と、生徒会室に入る朝の木漏

          【君もまた、青春】第二十四話「私は、またも騙された」

          【君もまた、青春】第二十三話「私は、昨日を取り戻さない」

          第二十三話「私は、昨日を取り戻さない」  この日の文化祭準備作業は滞りなく達成された。外壁の塗装は半分以上終わり、衣装、メクのリハもほぼ完成していた。向井地だけは一人でずっと私たちの当日のシフトを組んでいたそうだ。なんだかんだ向井地が一番の功労者ってことになるのかな? 向井地が急ピッチで進めたおかげで、当日のリスクマネジメントとかリハーサルに十分に時間がさけそう。おそらくその辺もちゃんと計算してるんだろうけど。まったく孔明の片隅にも置けない。  空もすっかり暗くなっていた。

          【君もまた、青春】第二十三話「私は、昨日を取り戻さない」

          【君もまた、青春】第二十二話「私は、こんなクラスが好きみたい」

          第二十二話「私は、こんなクラスが好きみたい」   向井地の足跡が完全に聞こえなくなったのを確認すると、私は廊下に姿を現した。頭切り替えなきゃだよね、みんな屑野郎だもん!ってあいつの影響受けてるなんてめちゃくちゃださいよ、私様よ。  頭の中で一人乗りツッコミをかましながら教室の方へ歩いていると、途中の水道には何色かよくわからないパレットと大きな青バケツをもった咲季の姿があった。咲季は私に気づくと蛇口を閉めた。 「ハシムーじゃん、さっきなぜかよくわかんないけど向井地が探してたよ

          【君もまた、青春】第二十二話「私は、こんなクラスが好きみたい」

          【君もまた、青春】第二十一話「私は、青春を間違えていたかもしれない」

          第二十一話「私は、青春を間違えていたかもしれない」  午後も私はずっーともやもやしていた。 読者には伝わりにくいかな~こういう複雑だけど察してください的な気持ち。つか「読者」とか意識してる時点でこの物語が余計にややこしいことになっちゃうからメタ設定持ち出すのは今回限りにしないとね! てへぇ! なんちゃって!  その日ももちろん文化祭の時間はやってきた。私はなんとなく建前上、生徒会室へ急いで向かうふりをしながら一旦教室を離れる。そして当然のごとく「今日はクラスの方へ行きなさい

          【君もまた、青春】第二十一話「私は、青春を間違えていたかもしれない」

          【君もまた、青春】第二十話「私は、みんなの期待に応えられない」

          第二十話「私は、みんなの期待に応えられない」  六月二十七日水曜日、文化祭まで残すところ二日。でも文化祭一日目は学内発表だからみんなにとっては実際三日なのかもしれない。  実行委員会の準備は順調。予算の工面もなんとかできたし、プログラムの発行や外部への宣伝も概ね問題なし。ほんと生徒会のみなさまが凄すぎる。 だから今日は、中だるみではないけど、なんとなく気の抜けた一日になりそうな予感がしていた。  いつも通り、いやちょっと久しぶりに遅刻ギリギリで教室に到着すると、どこかしらク

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          ローラースケートパーク 考察

          はじめに「ローラースケートパーク」は、1993年9月にリリースされた小沢健二さんのファーストアルバム「犬は吠えるが、キャラバンは進む(その後「dogs」に改題)」に収録され、曲順の最後を飾る楽曲だ。7分を越えるゆったりとしたメロディーラインと、あまりに詩的な情景の輝きが印象的であり、また初期の小沢健二さんの中でも異色な魅力を放つのがこの作品だ。そのエキゾチックな観点にも注目しながら読み解いていきたい。 「ローラースケートパーク」小沢健二↓ https://www.yout

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          【君もまた、青春】第十九話「私は、私の中の正しさに悩んでいる」

          第十九話「私は、私の中の正しさに悩んでいる」  放課のチャイムが鳴ると、私は誰の顔色も窺うことをせず嵐の前の教室を後にした。私には実行委員としてやらなきゃいけないことがあるんだ。みんなはクラスの出し物だけなんだし、自分たちで頑張ってよね。  こんな宇宙からしたら本当にくだらないことばかりを気にしてしまう私は、つくづく小さな人間だなんて実感する。 ふとそんなことを考えていた。 「橋向さん、待って!」 後ろから由菜ちゃんが小走りでやってきた。 「よっす由菜ちゃん。ちょうど一緒に

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          【君もまた、青春】第十八話「私は、不満がたまっている」

          第十八話「私は、不満がたまっている」 「は? あんたそれ本気で言ってるの?」 「俺がお前に嘘をつく筋合いがあるかよ」 「何言ってんのよ! あんただって学級委員でしょうが!」 私は向井地に激高した。 「あんまり騒ぐと『お友達』たちに聞かれちまうぞ。お前の理論だとここにいる全員が共犯者でお前の敵だ」 私はうかつにも周囲を気にしていなかった。 もしかしたら何人かには今の会話聞かれちゃってたかもしれない。もちろん私はクラスのみんなと仲良くなりたいと思っている。隣のこいつを除いて。だ

          【君もまた、青春】第十八話「私は、不満がたまっている」

          【君また、青春】第十七話「私は、怠惰が嫌いなのかもしれない」

          第十七話「私は、怠惰が嫌いなのかもしれない」 「ただいまー」 私は玄関の扉を開きながら気の抜けた声でそう言った。 すると玄関には仁王立ちをする父、橋向権蔵の姿があった。何気に初登場だよね。 「桃香、母さんから聞いたぞ、最近帰りが遅いそうだな! まさか男にたぶらかされているんじゃないだろうな!」 そう、権蔵父さんは私にぞっこんなのだ。 ただ彼は特殊な職業に従事していて滅多に家に帰ってこないことが幸いである。 「ごめん、私は若いころの父さんみたいにモテモテじゃないから、安心して

          【君また、青春】第十七話「私は、怠惰が嫌いなのかもしれない」