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息子に「ママ、キライ」と言われた日

息子が発熱した。

38℃越えで、咳も出ている。

連休3日間、熱と咳と鼻水で家から出ず、市から無料で抗原検査キットを郵送してくれる事を知って、急いで申し込んだ。

夜になると息子の熱は39度を超えて、体が熱くて濡れタオルをずっと頭にのせながら看病していた。

念のためマスクを手放さず、除菌スプレーで消毒しながら何度も起きて熱くなったタオルを変えていた。

翌朝、鼻の中に綿棒をグリグリして検査をしてみたら、陰性だった。

あー、ただの風邪で良かった。

近くの子どもクリニックに行こうと思っても、発熱していると予約時間が限られていて、電話予約しようにも電話が繋がらない。

病院へ行くのも、一苦労。

病院へ行く頃には、息子の熱も37℃まで下がって、食欲も戻ってきた。

時々、ゲホゲホと咳が出るものの、しんどいピークは越えたみたいだ。

しかし、まだいつもの調子で遊ぶまでには回復していないようだ。

ボーとしながら、テレビを見ている。

病院から処方された薬を飲ませたら、

「ママ、キライ。」

と言われた。

あんなに寝ずに看病したのに、酷いなぁ。

ボーとしている無表情な息子を見ながら、明らかにいつもと態度が違う事に気がつく。

私が2階へ上がっても、全く反応しない。いつもなら遊んで欲しくて、私を探して回るのに、、、。

そして、「みてみて!」欲求が封印されている。

感情が失くなったかの様に、表情が乏しい。

笑顔も少ない。

喉が痛いし、咳も1度出ると止まらないし、鼻も詰まって苦しいし、とにかくどうにかして欲しいのだろう。

止まらない咳に、泣きながらイライラをぶつけてくる。

体が不調だと、機嫌も悪くなるよね、、、。

早く、元気になぁーれ。

病院から貰った、咳を止めるテープを貼って熟睡中し始めた息子。

今やテープが薬になっているなんて。

坐薬を入れられていた、はっぱの子ども時代とは違うな。

翌日は、熱も下がっていつもの様におもちゃで遊び始めた息子。

時折、タンが絡んだ咳が止まらなくなる以外は、食欲も出てきて、機嫌の良い息子に戻っていた。

抱っこもせがまれない、遊ぼうの催促もない、見てみて!も言ってこない息子は、とっても楽なのだが、何か物足りない。

いつもの様に夢中で遊ぶ息子に戻って、ホッとした。

身体が辛くなくなった証だろう。

まだ、しゃべれない時になった突発性発疹時は泣き続けて地獄のような3日間だったが、4歳になると、何が辛いのか言葉で伝えてくれる分、病気の時も手が掛からなくなったなぁ。

ああ、でも今度ははっぱの喉がイガイガしてきた。

うつってしまうのか、、、。

そんな瀬戸際な感じだ。


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