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今日で4歳が終わる

彼と共に過ごす時間が6年目に突入しようとしている。

彼にはもう0歳の記憶はない。

でも、私は彼が産まれた瞬間の記憶を忘れることはない。

彼が産まれた瞬間、私は幸せの絶頂に登り詰めた。

この世にこんなにも可愛らしく愛おしい存在が、自らのお腹の中から出現するなんて、、、。

本当に人間を作ってしまった驚きを受け入れるのに暫くかかった。

2日間かけて産んだ身体の疲労や痛みなんて、彼が現れた奇跡によって薄れてしまったように感じた。

そこから2年程は、手は掛かるが何をしても可愛い時期。

突発性発疹の時を覗けば、育児が大変だなんて、それ程思わなかった。

その後、幼稚園という社会に出ることによって、初めて子育ての苦悩を知ることとなった。

初めて経験する母子分離。

彼も新しい環境に慣れるまで、気持ちが不安定になったり、自己の思いと戦ったり、様々な葛藤を繰り返した事だろう。

幾日も幾日も泣きながら甘えてくる彼の頭をナデナデしながら、一緒に母子分離を乗り切った。

彼は周りの空気を察知するのが得意だ。

想像力も豊かで、優しさに溢れていて、賢い。そして、素直で人の役に立つことを喜びとしている。規律を守り、正義感に満ち溢れている。

その分、不安を感じやすく怖がりな一面もある。

男の子としてはヤンチャな部類ではなく、おとなしめ。集団で遊ぶのは苦手なタイプだろう。

音楽やダンスが好きで、ノリの良い音楽が聴こえれば勝手に身体が動きだし、気分の良い時は常に歌を歌っている。

人の注目を集めたい欲もやや強め。

彼が居ることで、私と夫の世界は確実に豊かなものとなっている。

心配事は尽きなくなったが、微笑みも尽きない。

これから彼の人生で、親と言う存在は煙たく無用になってしまう時が来るかもしれない。

「ずっといっしょにいようね😃」

そう言って、ハグしてくれる可愛らしい今の面影はきっと失くなってしまうだろう。

でも、彼が自分の子どもを育てる時がくれば、私がそこに居なくとも、きっと幼い今を思い出してくれる。

自分がどうやって育ってきたのか、どんなに守られて大切に思われていたのかを認識出来るのが、子育てなのだと思う。

私は彼に何を遺せるだろう。

毎日、彼に好きだと伝えて、一緒にいてくれる事にありがとうをして、彼の強みを教えて、不安の傘となり、思いに共感するように努めよう。

彼を産んで一緒に生きている事で、私の人生は尊いものになった。

ちっぽけな事で悩む母なのだから、彼もまたちっぽけな事で悩むのだろう。

でも、ちっぽけな事で悩める、と言うのもまた強みである。

5歳、10歳、15歳、20歳、なんだか5の付く年齢はひときは成長を感じられる年齢に思える。

息子5歳、母45歳。

40歳差もあるのに、息子から教わることは尽きることがない。

1日早いBirthday present✨🎁✨のPokemonGAMEに夢中な息子を、野球に夢中な夫に任せて仕事へ行く。

これが私の週末の日課。

明日は、Happy Birthday。
Hello!!5歳になった息子よ。









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