息子は息子。みんなと一緒の枠に押し込めない様にしよう
息子は始めての集団生活を経験している。
息子がどのように同じ年の子達と接しているのか、何をして過ごしているのか、私は見ることが出来ないので、息子の様子や話から察する事しか出来ない。
ようやく泣かずに幼稚園へ行けるようになったと思いきや、再び私と離れたくない、幼稚園へ行きたくないと言ってきた。
何が起こったのかと聞くと、
「先生がいなくなってしまった。」
そう答えた。
私の中では、先生が何か用事があってその場を離れただけかと思っていたら、その後に幼稚園から職員の中で濃厚接触者が出たことを伝えるメールが届いた。先生は陰性だったが、しばらくお休みになるとの事だった。
なるほど、、、。
確かに先生がいなくなってしまった様だ。
どのようにして、先生がその場を去ったのか分からないが、先生がいなくなったことで、息子は泣いたと言っていた。
息子はいつもの先生ではない事に、まず不安を覚えたのだろう。
そして、自分の思っていたことと違う何かがあったのかもしれない。
そして、幼稚園へ行きたくないとなった。
息子よ、どれだけ繊細さんなのだ。
息子が幼稚園に行きたくないと言って、私から離れなくなるのは、いつも家を出る直前。
今日は仕事だから、お休み出来ないよ―。
なんとか行って貰わねば、、、。
息子も、行かなければならないことは分かっている。
渋々ながら、ちゃんと自分で靴を履いている。
帰ってきた息子は、朝の事など忘れてケロリとしている。
今日は、紙芝居や絵本の部屋に行ったらしい。
そして、新たに自分を守ってくれそうな先生を見つけた様だ。
お迎えに行くと、ぴったりと先生が息子の隣に寄り添っていた。
息子は寂しがりやで敏感に空気を察知する能力がある。
だから、人一倍不安を感じやすい。
一度体験した怖い思いはなかなか抜けない。
どこまで、息子の怖いに付き合うべきなのか、悩み所だ。
息子の特性を分かっている人は、息子を受け入れてくれるかもしれない。
しかし、集団生活の中では、ただの気の弱い子に分類されてしまう可能性もある。
周りの空気を察知して、人をよく見ている息子は、とにかく優しい。
人が求めていることを言わなくてもやってくれる。
優しさと気遣いで出来ている。
繊細さんには繊細さんにしか出来ない特性がある。
息子もそれを武器にして、これから先に待ち構えている集団生活という壁を乗り越えて欲しいと思う。
それにしても、今回の事で、幼稚園の先生という存在が息子にとって、これ程大きな安心に繋がっていたことに驚いた。
いつも側にいる先生の存在は、母親がいない場所で、唯一自分を助けてくれる存在となっているのだろう。
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