こじらせ「知ってる仮面さん」 #1
こんにちは。
前回まで「こじらせスピさん」第1弾として「感謝のワーク」に出会い、初めは心踊る思いでワークに取り組んでいたのに、いつの間にか『こじらせ ”感謝” に囚われさん』になってしまった明美さんを通して「こじらせポイント」と「マインドフルネス的処方箋」を4回にわたって書いてみました。
#1・#2・#3・#処方箋
そして、今回からは新しい「こじらせさん」。
『こじらせ「知ってる仮面」さん』を書いてみたいと思います。
お付き合いいただけたら、嬉しいです。
皆さんの周りにも、いろいろと学び、なんでもよく知っている。でもモヤモヤから解放されない、なんなら学ぶ前よりもっとモヤモヤ苦しんでいる「知ってる仮面さん」はいらっしゃいますか?
みんなの前では、いつも笑顔。そして、「知ってるよ」とクールで余裕の表情が印象的。優しく、頼り甲斐があるような、柔らかな雰囲気が「知ってる仮面さん」たちの共通点のように見受けます。
色んな事を学び、「知識」を得て、わかっているのに、心のどこかにポッカリと穴が空いている….。いつまでも、不安を払拭できずに息苦しい。
人前では、息苦しさや不安を心の奥深くに仕舞い込んで「知ってる仮面」を外せなくなってしまっている方。
”誰も知らない、知られちゃいけない” と昭和のアニソンのごとく、仮面の向こうの素顔は自分だけが知っている「知ってる仮面さん」。
どうしてこのように「知ってる仮面」をつけ続けてしまうのでしょう?
一緒に学んだ仲間たちが何かを掴み、行動に移していけるのに、自分だけがモノにならないように感じ、不安がより一層増して、苦しくなってしまうのはどうしてでしょう?
今回も「こじらせ『知ってる仮面』さん」の事例を見ながら「こじらせポイント」と「処方箋」をみていきたいと思います。
(*事例モデルの方には、ご了承をいただいています)
◾️こじらせポイントを見てみよう◾️
今回のこじらせポイントも、とってもシンプル!
「実践してる?」です。
「知ってる仮面さん」の多くは「知識」に意識がいってしまい、「実践」が伴っていないことが多いように見受けられます。
「やっているつもり…」の、小学校生の「ラジオ体操」状態です。
ここで突然ですが、小学校の時にラジオ体操ってしましたか?
子供の頃、夏休みに地域の子どもたちが集まって、毎朝ラジオ体操するのが私の住んでいる地域の恒例でした。
でも、そのラジオ体操、小学生の私にとっては、面倒くさいものでした。なので、”やってる風” だったり、”やってるつもり” でやり過ごしていたんです。
ですが、ラジオ体操って本気で毎日するととても良い運動なんだと大人になってわかりました。
私の子供時代のような ”やってるつもり” のラジオ体操では、”体験すること” / ”知ること” のできない「何か」があります。毎日きちんと取り組んでいる「実践者」はその「何か」を体の感覚を通して知っています。
やっている ”つもり” の私には体感できなかった体の変化を実感されていらっしゃいます。
「知ってる仮面さん」はせっかく何かを学んでも、私の子供時代の ”ラジオ体操” 状態になっているんだと思うのです。
では、「知ってる仮面さん」は、なぜ、実践を伴ずに「知ってる」状態で終わってしまうのでしょう?
きっと、「知ってる仮面さん」たちも本当はすぐに実践したいはずです。誰よりも、その変化を体感し、自分自身を理想の状態へと変えていきたいと望んでいるんだと思うのです。
「これを学んだらきっと自分らしくなれる!」「いつも付き纏っているモヤモヤから解放される!」と、希望を見出したからこそ新しいことを「学ぶ」というチャレンジを初めてみたんだと思うのです。
それなのに、「知ってる仮面さん」たちが実践を伴わないのはどうしてでしょう?
先ほど『実践を伴ず』と書きました。「伴わず」ではなく「ともなえず」です。やりたいのは山々、なのにできずにいるのが「知ってる仮面さん」たちなのではないかしら。
一歩を踏み出しているようで、踏み出せない
その理由をひと言で言い切ってしまうと、「失敗が怖いから」ではないでしょうか?
「失敗」という体験を極端に怖がっていると、自分の「知っている範囲」しかチャレンジできなくなってしまい、新しい一歩が踏み出せなくなってします。なので、体験が深まらない。そして、理由をあれやこれやと作っては、自分の体験したことのない、または知らない「新しい一歩」を踏み出すことを無意識に避けていないでしょうか?
ここで、「知ってる仮面」をつけてしまう、いくつかのチェックポイントを見てみます。
☑️「知識」を得ただけで、「知ってる」にしてない?
☑️「失敗する自分」を見るのが怖くなってない?
☑️「成功」を望むのに、行動できない原因
いかがでしょう?
なんとなく、ヒントが見えてきそうでしょうか?
………………………………..
とまたしても、まだまだ続いて書いてしまいそうなので、続きは次回とさせてくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、どうして「知ってる仮面」付けてしまうのか、チェックポイントを紐解いていこうと思います。
続きを書きました!
お時間の許す時にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。
#2・#3・#処方箋
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