こじらせ「魔女っ子"引き寄せ”さん」 #処方箋
前回まで、私のところにいらしてくださった、「こじらせ 魔女っ子 ”引き寄せ” さん」の事例をもとに「こじらせポイント」までをみてきました。(モデルの方にはご了承を得て書いています)
まだお読みいただいていない方はぜひご一読くださいませ。
前回までのお話:#1・#2・#3
今回はそんなこじらせさんへのマインドフルネス的処方箋を書いてみようと思っております。が、その前にまずは「モヤモヤの正体」から!
モヤモヤの正体
「モヤモヤの正体」はとてもシンプル!それは、未来への「不安」や、自分はこれでいいという「承認」ではないかしら。
モヤモヤとしているその「不安」があるからこそ、もっと必要と思ってしまう。「そのままでいいんだ!」と思えない、自分が自分を認められていないから何かが必要と思ってしまう。
その根底があやふやになってしまい、わかりやすいものに囚われてしまう。本当に欲している「安心」や「このままでいいよ」という自分への「承認」が、無意識のうちに変換されてしまって、幸せになるためには、何か「条件」が必要だと感じてしまうのだと思うのです。
幸せを感じるのに「条件」は必要ない
今ここで「幸せ」を感じるのに、「条件」は必要ないんです。そこに「充足感」があるかどうかが大切だと思うのです。
自分らしくいることができれば、そこには「充足感」が自ずと現れてきます。「充足感」、それは文字のまんま「満ち足りた感覚」です。今ここを感じられるようになれがなるほど、その感覚は実感を伴って、色濃くなります。
それが、過去や未来、または自分以外の誰かに意識を向け続けていると、今ここがお留守になってしまうんです。お留守な状態ですもの。実感が薄くなってしまって当たり前。そうすると、実感が薄いからこそ、もっと「何かが必要」と思ってしまうのではないでしょうか。
今ここの感覚が色濃くなり、実感がリアルになってくると自然と満ちてくる「充足感」、それが幸せを感じる秘訣です。
ここで注意したいのが、無理やり「充足感」を感じられるように、あれやこれやと頑張ってしまうと逆に「ない」ことを実感しやすいということ。そして、「ない」自分で頑張りすぎると、疲れちゃう。ナチュラルな好奇心から動くのはとても素敵なことですが、「充足感」のために頑張るのは逆方向なのでご注意あれ!
マインドフルネス的処方箋 その①
『今を感じてみよう!』です。
マインドフルネスでは、「”今ここ” に意識を向けてみよう」ということを学びます。その時に、「良い」「悪い」・「正解」「間違い」は持ち込まないで、ただ感じるだけでいいんです。
今ここがお留守になってしまって、感じずらくなってしまった「充足感」は自分の注意や注目を「今ここの自分の感覚」に戻してくる習慣をつけることで、ちゃんと育まれてきます。
もちろん、初めはうまくいかないこともあると思います。
今ここを感じようとしても、あっという間に、自分でも気が付かない間に考え事が始まってしまうものです。脳ってとっても働き者なのです。だからこそ、新しい習慣を脳が学習してくれるまで、繰り返し”やってみる”ことが大切です。
1日に1回でもいいので、お気に入りのお茶やコーヒーをゆっくりと淹れてみませんか?
お湯が沸くその様子に好奇心を向けてみましょう。そして、マグやコーヒードロッパーに注ぎながら、香りが広がっていく様子、湯気など、五感をたっぷりと刺激してみてください。そこからマグの温度を触れている手で感じたり、初めの一口を楽しんでみてください。
それこそが、「今ここ」にいる時間。
ほんの5分かもしれませんが、毎日続けると、1週間で35分。1ヶ月続けることができたら、1050分にもなります。慌ただしい毎日だからこそ、自分のための時間をぜひ作ってみてください。1日5分の積み重ねが1ヶ月で1050分にもなるんです。やってみるのと、やらないのでは、違いは大きく開いてきます。
そうやって、積み重ねることで、ちゃんと「充足感」が感じられるように心は育ってくれます。
知らない間に考え事は浮かびます。考えていることに気がついた時が、今に戻ってくるチャンス!考えている「自分」を責める必要はありません。ただ、今感じられることに好奇心を向けてみてください。
「充足感」が感じられるように心は育くまれてくれと、自然と今ここにある「幸せ」を感じてしまう時がきます。
大切なので、もう一度!
『感じてしまう時』です。笑
感じようとするのではなく、自然とそう感じる時が来るんです。それが「充足感」がもたらしてくれる恩恵なんだと思うのです。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
なんだか長くなってしまった『これらせ 魔女っ子 ”引き寄せ” さん』へのマインドフルネス的処方箋。書ききれませんでした!
えへへへへ。
次回こそは、完結させたいと思っております。
お時間の許す時にぜひお立ち寄りいただければ嬉しいです。
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