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こじらせ「魔女っ子"引き寄せ”さん」 #1

こんにちは。
ここまで2つの「こじらせスピさん」のことを書かせていただき、『どちらも自分のことのようでしたー』と笑って話してくださった生徒さんが、何人かいらっしゃいました。

そうですよね。人ってグラデーション。あなたは”こちら”、そしてあなたは”こちら”と区切れない、揺らぎのあるもの。こんな要素もそんな要素もあるよね。調子の良い時はこうだけど、ちょっと自信がなくなってきたらこんな要素が色濃くなるよねなどど、虚い、いろんな影響を受けているものだと思うのです。

私のところに来てくれた ”元” 「こじらせスピさん」達は、今となっては笑って振り返ることができるようになれましたが、今現在進行形で「こじらせ」真っ最中だったら、読んだだけで、ズキっと傷つき、笑ってなんていられないかもです。

さて、そんなもしかすると “ズキっ” と傷ついてしまいやすい現在進行形「こじらせさん」にも何かのヒントにしていただけたら、この『こじらせスピさん』も書きがいがあるというものです!
ぜひご自身を責めるためではなく、ほんのちょっとの視線を変えてみる “ヒント” という宝探しをご一緒いただけたら嬉しいです。

前回までのこじらせスピさんたちのお話はこちらからお読みいただけます。
こじらせ ”感謝” に囚われさん
・こじらせ『知ってる仮面さん

新しいこじらせさんは「魔女っ子 ”引き寄せ” さん」

今日からは新しいこじらせさん「魔女っ子 ”引き寄せ” さん」について書いてみようと思います。

「引き寄せの法則」なるものが流行ったのはいつのことだったかしら?
ひと時の「風の時代が始まるよ〜!」焦りブームのように、引き寄せの法則もいろんな人が言っていた記憶があります。笑
いえ、ディスってませんよ!愛おしく、拝見しております。えへへ。

みんな、”乗り遅れては!” と焦ったり、”お得情報は取りこぼさないように” 飛びついたりすのが、人の世の常というものです。

私のところにも、「引き寄せさん」がこじらせ、それでも幸せになる方法がきっとあるはずといらしてくださいます。

引き寄せの法則ってなに?

流行りに流行った「引き寄せの法則」

・聞いたことはあるけどよくわからない
・やってみたけど、結局何にも変わらなかった
・もう聞いただけで、拒否反応。なんだか怪しいスピ全開じゃん!笑

という風に流行ったものって反応がわかれるものだと思うのです。そして、「じゃあ、引き寄せの法則って結局なんなの?」という質問に答えるのも、どの世界観で答えるかによって言葉選びから変わってくるんじゃないかな?と私は思っています。

私のところにいらしてくださった「引き寄せ」こじらせさん達には、スピ系全開の方が多く、その場合はスピ用語満載でお話することが多いです。
だってその方が伝わりやすいでものね。

そして、スピってなんか怪しくて苦手なのようねーという方には、なるべく慣用句などを用いてお話するようにしています。「怪しい!」というだけで耳を塞いでしまうのも、違う気がするからです。

ということで、今日はいろんな世界観からの表現を3つ書いてみようと思います。

ざっくりと表現すると…
【考えていることが現実として起こると言われています。だからこそ、自分が望むものをしっかりと認識し、そこに注意を払うようにしておきましょう。そうすることで、その望むものが現実として起こってきます】
という感じではないでしょうか。

これをスピっぽく表現すると…
【想念とは ”波動” であり、その ”波動” が世界に共鳴します。共鳴したことが自分の世界(宇宙)に現れるので、なにを欲しているのかを世界に意識的に響かせるようにしましょう。あなたの望むものが共鳴しそこにもたらされますよ】
といった感じ?もっと、マニアックな方には量子力学的に表現したりする人もいると思いますが、ここではあまりその世界観を強調せずにいたいので、この辺りが落とし所かと!笑

そしてこれをスピ苦手派の方に向けて、地に足つけて表現すると…
【結局、類友ですよね。例えば、映画好きの人のところには、映画好きの人と仲良くなるきっかけが増えるし、そうするとより映画の情報も増えるというようなことを、視野を広げていろんな場面にも応用してみよう。】
みたいな感じです。

いかがでしょう?
スピっぽく表現しても、しなくても、実は日常に溢れていることで、愚痴ばかり言い合うことが好きな人の周りには、愚痴をストレス解消にしている仲間が集まり、愚痴を言いたくなることが日常でも目につきやすい。
意欲的に何かに取り組んもうとしている人には、そのような仲間が集まる。そして、自分の興味のあることの情報は集まりやすいし、そうでないものは、あたかもこの世界にないかのようになっているよねという、とても普通のことなのだと私は解釈しています。

私の場合、子育て中はママ友と知り合う機会が多かったし、子供を介しての世界の中にいて、学校での揉め事や、息子のサッカーチームでのあれやこれやが自分の毎日の生活の中の中心となり、人間関係などその中での「大変」だと感じられることで世界が回っているかのように感じていましたが、子育てをひと段落してしまうと、子育て世代の人と出会うことが少なくなってきたわ…みたいな。さらにヨガや瞑想など、心のあり方を深めていると、そんな仲間との時間が増えて、毎日が温和になってきたので、すっかり「人間関係が大変だ」みたいな世界はもうないかのように感じてしまうけど、まだまだ世の中にはいっぱいあるらしいよ、となっていく。

こうやってみると、とてもシンプルな「引き寄せの法則」ですが、どうやってそこから「こじらせ」てしまうのでしょう?

言葉マジック

これは私の主観でしかないのですが、引き寄せの法則だけではなく、スピ系でこじらせてしまう方の多くが陥ってしまうポイントとして「言葉マジック」があると思うのです。

「引き寄せの法則」も御多分に洩れずで、なにやらこれで『魔法のように』自分の願いが叶うらしいよ!と聞くと、今「幸せだなー」と実感していない人、あるいは何か「息苦しさ」がある人にとっては、『マジック』や『魔法』の手法があるのだと感じてしまうのではないでしょうか?

今、自分が納得できない「何か」、苦しんでいる「何か」をサクッと一撃でどうにかしてもらえる『魔法』。苦しんだり、困ったりしているんですもの。そりゃー、そんな魔法があったら、藁をも掴む気持ちになって当たり前!

そして、その手法の「真意」を知るよりも前に、「手法」のみを掴み、それで ”一発逆転!人頼み” 的な「魔法頼み」となってしまうとことが、自分を顧みることを遠ざけ、はじめは好転させたかっただけなのに、欲が欲を呼び、本当に自分がどうしたかったのか、「シンプルな幸せ」とは何かを見失ってしまう原因となるのではないかと思うのです。

こじらせ「魔女っ子 ”引き寄せ” さん」を見てみよう

今回も実際に私のところに来てくれた方の事例をもとに、紐解いてみたいと思います。(*事例モデルの方には、ご了承をいただいて書いています)

ご登場いただくのは、50代のヨガインストラクターをしているサチさん(仮名)。若くして結婚し、子供も授かり、会社勤めをしながら、週末にヨガ先生をするという、とっても忙しい生活を送っていました。周りからは、欲しいものは全部手に入れているように見える。
そしてSNSや仲間といる時には、いつも明るく元気いっぱい、キラキラと毎日を過ごしているように見えていました。


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と、またしてもまだまだ続いて書いてしまいそうなので、続きは次回とさせてくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございます。

次回は、サチさんの本当の心の中、どうしてこじらせてしまったのか、そして ”こじらせポイント” などを見ていきたいと思います。

続きを書きました!#2#3からお読み頂けます。
お時間の許す時にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。


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