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玩具業界の端くれとして。

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かつて複数の玩具メーカーに所属し、企画から生産管理などをやった後、形は変われど、再びその道に戻ってきた、アラフォー営業兼プランナーが見て感じた、今の玩具業界のリアル。
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#仕事術

たとえ自分の首を絞めてでも(2)

たとえ自分の首を絞めてでも(2)

開発中の商品に、何とか付加価値をつけるため、今の仕様で可能な遊び方を見出した。

ただ、それを実現するには、追加予算が必要だ。
想定外の仕様を説明するため、追加イラストを発注しなければならない。

事情をメーカーの担当者に伝え、何とか工面していただけないかを相談したが、既に稟議も通っている案件なので、追加予算の工面はほぼ不可能とのこと。

悩んだ末、スケジュールのこと、そして何よりも、商品のこと、

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20年。

20年。

ここ最近、新規取引先から案件のご依頼を頂戴したり、また、既存取引先から基幹ブランドのデザインに関するご依頼を受けたりと、営業として、忙しくもありがたい毎日が続いている。

その中には、かつて自分が20年前、新卒として入社し、3年ばかり籍を置いていた会社の案件も含まれている。

今日、自分が企画提案をして、商品化が決定した玩具の試作品を開発のご担当者へ返却するため、その会社へ訪問してきた。

ご担当

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敢えて案件を潰す、という知恵(2)

敢えて案件を潰す、という知恵(2)

まず、その玩具について。

知育の要素が強く、少し触れば「なるほど!」と納得できる。
しかし、今のパッケージでは、サイズ感や質感といった肝要な部分が、伝わりにくいどころか、まったくと言っていい程伝わってこない。

これは単に見た目を変えたところで、改善されるものではない。
少なくとも、どんなものが入っているかがひと目でわかるよう、窓開きのパッケージにする必要がある。

そして、中身について。

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敢えて案件を潰す、という知恵(1)

敢えて案件を潰す、という知恵(1)

自分はデザイン会社の営業兼プランナー。
会社の売上を伸ばすため、新規案件の獲得が何よりも必要だ。

どっこい、今のご時世、どこもかしこも緊縮ムード。
景気回復どこ吹く風か、日々の生活で手一杯。
大手企業も、値上げをしなけりゃ旗艦ブランドですら守れない。そんなときにクライアントへ日参しようが、新たな案件なんぞ出てくる筈もなく。

だから営業は足…ではなく「知恵」を使う。

メーカーにいたときの経験で

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