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我が家の甘酒
「飲む点滴」と言われ、注目されている甘酒。
私は毎日、自家製の甘酒を飲んでいるのですが、
今回は、私が飲んでいる甘酒について書いていこうと思います。
苦手だった甘酒
私が甘酒を飲み始めたのは、1年半程前からなのですが、元々は甘酒に苦手意識を持っていました。
初めて飲んだのは子供の頃(多分、小学生の低学年くらい)、札幌雪まつりに家族で訪れ、かまくらの中で振る舞われている甘酒を口にしたのが最初でした。
まわりの子供たちが美味しそうに飲んでいたので、ワクワクして口にしたのですが、あまりの不味さに1口も飲み込むことができず、かまくらの脇にこっそり吐き出したのを覚えています。(今更ですが、ごめんなさい💦)
その後も何度かチャレンジした事があるのですが、まともに飲めた事は1回もなかったので、私の中で甘酒は完全に嫌いな食べ物認定され、飲むことを避け続けてきました。
飲み始めたきっかけ
甘酒が嫌いな私が、なぜ飲み始めるようになったのか。
最初のきっかけは、去年の真夏の昼下がりに
お友達のお家で振る舞われた1杯の甘酒でした。
都内は年々暑さを増すばかりで、その日も自転車を15分こいだだけでクラクラしてしまうような酷暑の1日でした。
友達がいい物があると言って、甘酒を豆乳とプロテインで割った飲み物を出してくれました。
はじめは苦手だからと断ったのですが、
友達に「私も甘酒苦手だったけど、これは大丈夫。美味しいから騙されたと思って飲んでみなよ。夏バテに効くよ〜」と促され、
せっかく用意してくれたしと思って、半信半疑で飲んでみました。
「何これ?うまっ!」
それは今まで口にしてた甘酒とは全然違って、とっても美味しかったんです!
そして、暑くてぐったりしていた体が、
本当に一気に元気になったような気がしました。
一体どんな甘酒を飲ませてくれたのか聞くと、
米麹だけで作られた「米麹甘酒」とのこと。
・・・ん?甘酒って酒粕で作るんじゃないの?!
私はその時初めて、甘酒に「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類ある事を知りました。
そして、私が子供の頃から苦手だったのは「酒粕甘酒」だったのだと気づいたのです。
「米麹甘酒」 と 「酒粕甘酒」
米麹甘酒
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シンプルにお米と麹菌を発酵させ、お米を分解して糖化させ、お米本来の自然な甘さで甘酒を作ります。
アルコールも砂糖も含んでいないので、妊婦さんや小さなお子様でも飲むことができます。
一般的に「飲む点滴」と言われているのはこちらの米麹甘酒のようです。
※市販の商品によっては、砂糖や食塩などを添加しているものもあります。
【栄養価】
・アミノ酸
・ブドウ糖
・食物繊維
・ビタミンB郡
(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)
・オリゴ糖
・コウジ酸
酒粕甘酒
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日本酒などを作るときにできる酒粕を水に溶かし、甘さを加えるために砂糖を入れて甘酒を作ります。
酒粕が作られる工程の中で、米麹にさらに酵母菌を加えているので、栄養価は米麹よりも高いです。
しかし、アルコールが含まれたり、砂糖を入れて甘さを出しているため、米麹甘酒よりカロリーが高くなりやすいです。
【栄養価】
・タンパク質
・炭水化物
・食物繊維
・ビタミンB郡
(ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸)
・ミネラル
・アミノ酸
・ペプチド
・酵母由来のβーグルカン
甘酒の効能
疲労回復効果
エネルギー源となるブドウ糖とエネルギーの助けとなるビタミンB郡が豊富に含まれ、また液体のため消化吸収の負担が少なく、エネルギーの吸収が早いので、疲労回復効果が高い飲み物と言えます。
夏バテ予防にもお勧めです。整腸作用
甘酒に含まれるオリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌が増え、腸内細菌叢を整えます。
また食物繊維が、腸の動きを活発にするので、便秘解消や便秘予防の助けになります。免疫力強化
腸は免疫を司る臓器と言われ、人の免疫細胞の約70%が腸内に集中しています。
善玉菌を増やし、腸内環境を良い環境に保つことで、免疫力が高まり、病気になりにくくなります。そして、もし病気になっても回復が早くなります。美肌・美白・美髪効果
新陳代謝を促し、老廃物を流しだしてくれるビタミンB郡が豊富に含まれ、お肌を健康に保ちます。
また、乾燥肌や肌荒れにも効果を得られると言われ、更にはシミの原因でもあるメラニンを作る酵素の働きを止める効果があります。
そして、髪の毛の主成分「ケラチン」の合成を促すビオチンは、髪の毛の艶やハリなどに良い影響を与えます。
甘酒レシピ
市販の甘酒でも良いのですが、手作りした甘酒は自然の味で本当に美味しいです。
以下に、私が普段飲んでいる米麹甘酒の作り方をご紹介します。
材料
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・乾燥米麹 …………… 150g
・ご飯(白米or玄米) …………… 100g
・お湯 …………… 400ml
道具
・甘酒を入れる容器
・ヨーグルトメーカーなどの保温庫(炊飯器や魔法瓶でも作れます。)
・ブレンダー(又はミキサー)
・温度計
・計量カップ
・はかり
・清潔なスプーンやマドラー
作り方
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お湯を沸かす。
容器を熱湯消毒する。
※きちんと煮沸消毒をするのが理想的だと思いますが、数日で飲み切れる量なので、私は熱湯をまわしかけるだけです。容器に熱湯400mlとご飯を100g入れ、ブレンダーでご飯を攪拌する。
温度計を入れて、60度になるまで冷ます。
※冷ますのが待てない時は、熱湯にお水を加えて60度まで温度を下げて下さい。米麹150gを加え、麹が満遍なく行き渡るようにマドラーで混ぜる。
ヨーグルトメーカーで8時間・60度で保温する。
(途中、何度か混ぜると尚良いですが、全く混ぜなくても大丈夫です。)8時間後、ヨーグルトメーカーから出して、もう1度ブレンダーで撹拌し、完成!
※ 粒々が気にならない方は、撹拌の工程はなくても大丈夫です。
※ 麹菌は60度以上の高温だと酵素が失活し、50度以下だと反応が鈍くなるので、温度管理には注意が必要です。
※ 8時間以上、保温庫で放置しておくと過発酵となり、匂いがきつくなるので気をつけて下さい。飲めないわけではありませんが、少し風味が落ちる気がします。
私が普段使っているヨーグルトメーカーはこちら↓
甘酒の飲み方
1日2〜3回に分けて、1日200mlを目安に飲みましょう。
飲む時間帯によっても得られる効果が違うので参考にしてみて下さい。
〜朝〜
脳に栄養分を取り込むことで、脳をスッキリ目覚めさせる事ができます。
朝食後に飲めば、血糖値の急上昇を防ぐこともできます。
〜昼〜
集中力を高め、仕事や勉強のパフォーマンスを上げたい時に飲むのが効果的です。
また、適度な疲れを感じたタイミングで飲めば、少ない量でも満腹感が得られ、疲れの軽減を感じられます。
夏バテを回復させる効果も有名です。
〜夜〜
一日の疲れた体を癒やします。
ストレスを緩和し、精神的にも落ち着いて、安眠の効果も向上します。
寝つきが悪い時にも効果的です。
アレンジ
そのまま飲んだり、お水やお湯で割るのが一般的ですが、アレンジを加えると美味しいのでご紹介します。
【豆乳割り】
甘酒:豆乳=1:1.5
甘酒 50~80ml
豆乳 75~120ml
【豆乳&きなこ】
甘酒:豆乳 = 1:1.5
甘酒 50~80ml
豆乳 75~120ml
きなこ 小さじ1
【ホット&生姜】
甘酒:お湯 = 1:1
甘酒 50~100ml
お湯 50~100ml
擦りおろし生姜(又は絞り汁) 小さじ1
※ 甘酒をホットで飲む場合、
麹菌の死骸は善玉菌の餌になるので、60度以上のお湯を使っても問題はありませんが、麹菌の酵素は失活しますので、気になる方は60度以下の温度に調節して下さい。
【甘麹として料理に使用】
料理の際に砂糖の代わりに使用します。
大体、砂糖の2倍量で使います。
最後に
いかがでしたか?
甘酒は昔から日本で飲まれてきた、伝統のある健康的な飲み物です。
皆さんも自分好みの甘酒を見つけ、健康で素敵な甘酒ライフを送ってくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^