ヤギ翔子

羊毛作家。帰省先に牛と羊と母と色々がいます。 ひつじのある暮らしについての諸々を、書きたい(希望) しばらく息子たちが野球少年になってしまったが故に、生活と脳みそがそっちに引っ張られがちで、なんていうか、デトックスの為に書き散らしてます。

ヤギ翔子

羊毛作家。帰省先に牛と羊と母と色々がいます。 ひつじのある暮らしについての諸々を、書きたい(希望) しばらく息子たちが野球少年になってしまったが故に、生活と脳みそがそっちに引っ張られがちで、なんていうか、デトックスの為に書き散らしてます。

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ヤギについて

人間の方のヤギについて自己紹介的なものを。 お外で自己紹介する時は、開口一番に 「ヤギの羊毛仕事」羊毛作家のヤギ翔子です。 母がひつじ飼いです。(^o^)/ と言うことにしています。 ヤギだかひつじだか、一瞬混乱するのを、完全に楽しんでいます。 母が山口県の瀬戸内側でひつじを飼っているおかげで羊毛に恵まれがちです。 「羊の居る暮らし」の次の部分、制作担当だと思っています。 洗って紡いで織って編んで。時々フェルトに手を出して。 最近は渋々、必要ならば毛刈りまで

    • 野球少年観察記10

      真面目で誠実で不器用で故に時に滑稽。 そしておおらかで寛大。 先行きに不安しか無いけれど 野球を始めてしばらくの小学三年生のヤギ少年の動画を夫が私のスマホに送ってきました。 言われたことを一生懸命にやろうとしているのだけれど… バットを振る腕が伸びきり足が伸びきり…もうどうしようもないヤギ少年の、それでも一生懸命な姿。 力一杯ではあるんだけど。 真面目で一生懸命だからこそ、ダメでもあきらめられない父と息子のもどかしいやりとり。 深い可笑しさを感じて、翌朝その動画を本人に見せ

      • 仲間の中で少年は育つようですね(野球少年観察記9)

        少年野球のクラブチームは親と指導者のボランティアで支えているので、親の出番も多く、小さい子がいる家や事情のある家では子どもの気持ちだけで続けさせてあげることができなかったりもします。 子どものために動ける家でも、そうであるが故に運営上の負担があり、それが不当に偏っていると感じてしまう事もあって、大人の事情でのクラブチームの移籍や脱退はあることです。 もちろん子どもと指導者と合うとか合わないとかの事情もあります。 タイトな人数の子ヤギ君のチームのこと、そしてお盆の時期の試合で

        • 子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記8)

          蝉もだまり蚊も葉陰に引きこもる…名古屋は猛暑の季節です。 屋外に出ると、空気が体温を超えているのを感じます。これは危険だ。 こうも暑いと、逆にウールのセーターが実力を発揮するのではないかという気はするのです。 少なくともウールのニット帽は良いようだし。 最近は時々あれよあれよと勝つこともある6年生のチーム。市内ブロック大会を勝ち抜いてしまいました。偶然や幸運がいくつか重なった上の事です。 運も実力のうちです。 平日開催の軟式少年野球の県大会には父ヤギ氏が休みを取り、ヤギ家

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        ヤギについて

          理想と現実と巡る季節とそれから自立のこと(野球少年観察記7)

          理想は現実になり、そしてまた次の目標が立ち現れます。 他の子よりちょっとだけ長く少年野球にいる分、仕方がない事ですが、憧れの先にあることも大変です。 お互いに子どもですからね。 この春3年生になった子ヤギ君は少し前に9歳になりました。 下の学年の2年生を可愛がる事はできるけれど、3年生同士のところでは好き嫌いがちゃんとハッキリしていて、ヒヤヒヤします。 子ヤギだって煽ったりするくせに、ハードルの高い理想があるが故に、子ヤギなりの声かけを無碍にされると静かに苛ついたりして

          理想と現実と巡る季節とそれから自立のこと(野球少年観察記7)

          子ヤギの放牧(がちょっとうまくできないこと)について (野球少年観察記6)

          4年生以下のCチームは4年生だけでチームが組めるところと、4年生と3年生どころか2年生まで入れてチームを作るところとあって、そもそもCチームなんて作れないところもあるのですけれど、とはいえ老舗の…子ヤギがお世話になっているチームは昨年は2年生の子ヤギ君を使ってチームを作っていたし、今年も4年生では足りず3年生の子ヤギ君だけじゃなく2年生の子に入ってもらったりして試合を回しています。 今年の2年生の子は身体も大きいし、肩も強いし、ゴロもフライも綺麗に捕るし、バットも良く振れてい

          子ヤギの放牧(がちょっとうまくできないこと)について (野球少年観察記6)

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記5)

          やばい。すごい。えぐい。って言われるけど、上手って言われたこと無いんだよね。俺…。 父親におまえは下手くそだと言われた後で、ニヤリとして小学6年生になった少年が言った。そりゃそうだろう。 周りは見えないし。 自分の手が2本しか無い事や足が2本しか無い事を生まれて11年以上たつのにまだイマイチわかってなさそうな彼なのですから。 多分、ちょっと前まで手が何本もあったんじゃ無いかな?ちょっと雰囲気あるようですから。修行中っぽいですし。 そっと後ろに立っていて、ヒョイと荷物持ってく

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記5)

          与謝野晶子さんの言葉をかりて

          美しく育った少年たちの姿を思い、どういうつもりで市長は何を言ったのか、 つまりは、めちゃくちゃ怒ってます。 君死にたまふことなかれ ああ 少年たちよ、お願いだから 君死にたまふことなかれ (少子高齢化)時代に生まれし君ならば 世のなさけはまさりしも 大人は武器をにぎらせて 人を殺せと教えたか? 人を殺して死ぬために 大きくなるまで育てたか? 名古屋の街の雇われの 煮ても焼いても庶民の子 継ぐほどの名はないけれど 君死にたまふことなかれ 他国の城がほろぶとも、 ほろびずと

          与謝野晶子さんの言葉をかりて

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記4)

          「見るスポーツ」と「するスポーツ」と「成長のためのスポーツ」とスポーツを取り巻く3つのまなざしについて頭の中がぐるぐるしています。 少年野球は学童の健全育成のための学校外の教育の場であると共に、子どもにとっては、向かい合う「するスポーツ」で、その「する」は見せて魅せることを目指すのか、それとも、お外に出て、太陽の光を浴びて休日の充実を図る程度なのか、息子たちは何を目指し、今チームはどこにあって、あの子たちに何を言うべきか、考えていたら脳みそが焼けてきたので、書き出しています。

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記4)

          コムギというひつじ

          コムギさんは当初小さな子どもに対して「頭突き」癖のある羊だったのです。最初の仔は双子で、マイペースなコムギさんは姉貴分のプリンさんに子育てを任せて独りでふらふらしがちでしたし、自分の子どもでも、目の前にいるとドンと頭突きしてしまう様子の羊でした。  牧場外で生まれたコムギさん。田布施農業高校の生まれでした。まだ幼さが残るうちにBAABAAファームに来てしばらく、基本的には穏やかな動物たちではあっても、コムギさんの立場は一番下で、なおかつマイペースなので、牧場主が「こらー!!

          コムギというひつじ

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記3)

          母は何かがパチンとはじけた、音がしたように思ったのです。8歳の少年が座り込んで大きな泣き声を上げて泣きはじめたのを見たときのことです。 もとより良い声の出る少年は、泣き方すらもまた美しいのです。 綺麗な三角座りの膝のなかに頭を入れて、無駄の一切無い骨と皮と筋とわずかな筋肉だけの背中を美しく丸めて、気に入らなかった事柄について明確に言葉に絞り出して抗議しながら泣くのですから。あんなに美しい抗議であるならば、周りの人間も戸惑わずに済むというものです。ああ、悲しいんだな。ひどいこと

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記3)

          大谷翔平さんへ 野球少年の母の一人として(2)

          朝のニュースをつけると、 太陽の下で大谷さんが復活された様子が見られて、私は嬉しいのです。 同じ翔の字で生きているが故に 勝手に親近感を持っているだけなのだけど。 そして、頭一つ大きくて、 そしてマイペースで 天真爛漫でペットにデレな感じまで… うちの長男は今のところ 大谷さんそっくりなので ついつい見てしまうのだけれど。 大谷翔平さん。ありがとうございます。 グローブ小学校にしばらく前に届きました。 順にクラスに回してキャッチボールに使っているようです。 小学校の職員さ

          大谷翔平さんへ 野球少年の母の一人として(2)

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記2)

          週末はグランドに野球少年である子ヤギ8歳を放牧して、遊牧民風に紡いだり編んだりしがちな野球少年の母をやっています。 憧れを燃料にして先輩の背中を追って走る…少年。 俊敏な動き、良く通る声、大きな切れ長の目がキラキラと輝く。  走って走って限界まで走って、その姿を…見てない風を装いつつもハラハラして見守り、夕方回収して帰るのが私の動きです。それが毎週末毎週末。 そんな1年を過ごしてきました。 そしてこの2月から新年度になったのです。 少年が憧れ目標にしていた4年生が新5年

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記2)

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記)

          子どもは内的な力によって成長する 今日もまた面白いなぁと思って見ているのです。 肘に負担がかからないキレのある投げ方についての動画を見ながら… 私が幼い頃、四泳法を覚えたその次に身につけたことを 自由形で手を入水時に返す…ことについて思い出していました。 つまり、人間の肩の可動域を最大限に無理なく使うって話なのです。 50メートル自由形「40秒」を切るために私が長男と同じ年頃に身につけたこと。 自由形で50メートル40秒 それは初心者から中級者へのハードルなのです。 が…

          子ヤギの放牧についての諸々(野球少年観察記)

          野球少年の母の一人として

          大谷翔平様 ニュースを見ました。 まず、ありがとうございます。 まだ2年生の次男の将来の野球仲間は大半が今から野球を始める子ばかり。 野球が大好きで日曜日の夜に次の土曜日を楽しみにするような次男です。いつか近い未来に仲間と共にグラウンドで輝く事を祈っています。 仲間になる子たちが野球に出会ってくれるハードルが少しでも下がる事を本当に嬉しく思います。 大谷翔平さんの取り組みについて大変リスペクトし、感謝します。 常日頃よりの子どもたちへの優しいまなざし、ちゃんと受け取っていま

          野球少年の母の一人として

          野球少年の母になってしまった私の「野球が嫌い」の呪いを解くための長いspell…

          遙かな記憶ゆえに、そして、最近まで喪失していた時期の記憶故にそれが事実だったのか、後から無意識に創作捏造したものか、今になってみれば不確な記憶なのだけれど。 野球は…嫌いなのよ。私。 野球周りの同調圧力が嫌いなのよ。私。 それは中学1年生の頃のこと、 時代はグループアイドルの黎明期。 モーニング娘。にSPEEDの時代。 私は,そこそこ実力ある合唱部の 自分で言うけどかわいい1年生でした。 色白黒髪背がスラリ、目鼻は人並みに整って、 茶色い瞳が大きな…何より根性は座っていたの

          野球少年の母になってしまった私の「野球が嫌い」の呪いを解くための長いspell…