ふくむら よしみ

筑波大学大学院博士課程。気候変動の伝統文化への影響を研究中。学友の倍は生きてきたけれど、気持ちは同じ年❣ 気候変動ワークショップClimate Freskのファシリテータ、つくば市男女共同参画審議会市民委員、パルシステム茨城栃木のテーマ別勉強会で環境問題に取り組んでいます。

ふくむら よしみ

筑波大学大学院博士課程。気候変動の伝統文化への影響を研究中。学友の倍は生きてきたけれど、気持ちは同じ年❣ 気候変動ワークショップClimate Freskのファシリテータ、つくば市男女共同参画審議会市民委員、パルシステム茨城栃木のテーマ別勉強会で環境問題に取り組んでいます。

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最近の記事

社会人、博論奮闘記@筑波大 #2

リスキリングとかいうけど、そんなもんとちがうなにか。 人文社会学で博士論文を書いて、それが一体何になるかを実証研究中。 今回のお題: おばさん、年齢制限突破する今日は、筑波大学の新組織 Design the Future 機構の設立記念シンポジウムに、学生代表のパネリストの一人として参加してきました。 https://www.osi.tsukuba.ac.jp/sdgs/eventinfo_jp/eventinfo_jp-2221 内容は、脱炭素に向けた大学の取り組み、

    • 社会人、博論奮闘記@筑波大 #1

      リスキリングとかいうけど、そんなもんとちがうなにか。 人文社会学で博士論文を書いて、それが一体何になるかを実証研究中。 今回のお題: ディスカッションセクションディスカッションセクションに書くことをまとめました。 自分がほかの人の論文を読むときは、ここしか読まない、一番好きなところ 自分で書くときは、何を書いているのかわからなくなる、一番苦手なところ き~!!  イントロから結果までを要約。 <ここだけ読んでも何の研究かがわかるように> 結果の部分を簡潔にまとめる述べる。

      • SDGsのツケはどこへ行くのか。ゴミ問題は誰のもの?

        SDGsが注目される中、海洋プラスチックが大きな問題になっています。毎日色々なゴミが世界中で排出されるのに、なぜ、プラスチックのリサイクルだけが取り上げられるのか?大学の学友と話していて気がついた点をまとめてみました。 どこがリサイクルしているの?日本では、プラスチックのリサイクルが推進されています。自治体でもスーパーでも、分別回収をしています。これは、環境負荷を減らすことを目的にしていますが、そうして集められたプラスチックは、本当にリサイクルされているのかな?そう思った人

        • University of Tsukuba+IAJS Workshop "Sustainable Development and Climate Change"

          Hello, I will be organizing a workshop on climate justice at the University of Tsukuba. In the workshop, we will use cards that visualize the causes and effects of climate change. We will then discuss Climate Justice.  The workshop aims to

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        • 気候変動政策
          6本
        • つながり
          4本

        記事

          ゴミから考えるSDGsと未来

          今年から、「生活協同組合パルシステム茨城 栃木」のテーマ別組合員活動の環境の分野でお仲間に入れていただいています。その一環で、茨城県の最終処分場のひとつ、「エコフロンティアかさま」にお邪魔してきました。ここでは、施設の取り組みと茨城県が抱えるゴミ問題について、勉強してきたとをお知らせし、これからできるエコ活動について考えます。 茨城県のゴミの現状先日、我が家に「つくば市かわら版」が届きました。内容は、つくば市の焼却灰の余分を委託している最終処分場が、今年度でいっぱいになって

          ゴミから考えるSDGsと未来

          なぜワークショップが必要なのか?  市民が考える気候変動とSDGs

          後日談: このワークショップの仕組みを活かして、「気候変動が文化に与える影響の研究ー異世代間にみる気候変動対策への視座」というタイトルで、 松下幸之助記念志財団から研究助成をいただけることになりました!研究の目的は、難しく考えない気候変動市民会議、のようなものです。自治体さんたちの気候変動ワークショップのひな型になることを目指しています。いずれ、研究内容を少しずつnoteに記載していこうと思います。 -------------------------------------

          なぜワークショップが必要なのか?  市民が考える気候変動とSDGs

          地球温暖化は人が起こしたものだってどうしてわかるの?

          憂慮する科学者同盟のウェブサイトに、おもしろい記事があったのでまとめてみました。シロアリって、温暖化と関係してるんだ~(人間ほどじゃないけど)。 人間活動が気候変動を引き起こした。でも、どうやって? 地球温暖化が人間活動によるものだという見解は、科学者の間で一致しています。特に、二酸化炭素などの温室効果ガスが世界を温暖化させており、こうした温室効果ガスは、我々が石炭や石油、天然ガスなどを燃やすことで発生します。 科学的な手法やモデルの精度が上がり、より多くのデータが収集され

          地球温暖化は人が起こしたものだってどうしてわかるの?

          災害に強い街は「ごめーん、お醤油貸して」が言える街

          「ええよ~。樽で返してな~(笑)」といえる関係が、いざという時の絆になる。 ご近所づきあい=災害への備え  阪神淡路大震災から26年、東日本大震災から10年が過ぎようとしています。今また、新たな大地震が迫っています。内閣府は10年以内にM7.5前後の地震が発生する確率は60%程度、30年以内だと99%、つまり、今から30年間の間、明日地震が起きてもおかしくないという日を過ごすという状態であると発表しています。 地震が起こったとき、一番必要なのは「普段からのご近所づきあい」で

          災害に強い街は「ごめーん、お醤油貸して」が言える街

          科学にこそ必要な文系の力:対話

          政府が2050年ゼロエミッション方針を出してから、ガソリン車の新車販売の終了や洋上風力発電の設置など、様々な施策が提案されています。こうした施策が果たして期待する効果を上げるのか?私たちの生活にどのような影響を与えるのか?そういったことをきちんと知る義務が、市民の側にもあるのです。なぜなら、施策が成功とみなすか失敗と考えるかは、結局はその施策の効果とともに暮らす私たちだからなのです。今回は、科学者と市民が科学的知見に基づいた対話が必要なわけを、最近読んだ本に基づいて書いてみま

          科学にこそ必要な文系の力:対話

          SDGsのキーワード:2050年と1.5℃

          2020年12月、菅内閣が「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を宣言しました。自治体でも、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにし、世界の平均気温を産業革命前の1.5℃上昇までに抑える取り組みが始まっています(例:東京都、京都市、北茨城市、北杜市など)。こうした取り組みがSDGsとどう関係があるのかをまとめてみました。 なぜ、「2050年までに二酸化炭素の排出量をゼロ?」SDGsのなかでも環境に関する取り組みは、実は2030年では終わりません。「二酸

          SDGsのキーワード:2050年と1.5℃

          グリーン・リカバリーと気候変動

          コロナからの復興とSDGs コロナによって2020年の経済活動は大打撃を受けました。一方で、気候変動からみたSDGsのゴール達成には好機にもなっています。世界中で社会経済活動が停滞したことから、温室効果ガスの排出量が大幅に削減されました(図1)。通勤を制限されたことから、公共交通機関が大幅に減便されたことも一因です。特に、飛行機の運航への影響は大きく、ヨーロッパでは約90%もの減便が実施されています。この勢いに乗じて、コロナ終息後には今までと同じような社会経済活動ではなく、脱

          グリーン・リカバリーと気候変動

          気候変動時代の対策 緩和策と適応策

          あらたな気候変動対策 ―適応策気候変動適応とは、「現在さらには今後予測される気候とその変化、そしてそれらのもたらす影響に対する調整の過程」です。地球温暖化による気候変動を緩和する取組(緩和策)として、温室効果ガスの削減が世界的に進められています。日本政府も2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。しかし、コロナによって全世界の経済がかつてないほどの規模で縮小された2020年でさえ、その削減量は世界目標に届きません

          気候変動時代の対策 緩和策と適応策

          SNS時代のコミュニティ

          箕輪編集室さんの、「みんなの居場所を作ろう! 明日も頑張ろう会」の記事を読んで、とても共感しました。私もオンライン・コミュニティ”Shut Up & Write"を運営しながら、つながることの大切さを実感しています。今回は、なぜオンラインコミュニティが必要なのか、について、市民社会の観点から考えてみました。 耐えがたい孤独、満たされない帰属欲求SNSでの誹謗中傷が常軌を逸している、と確信するような事件が相次いでいる。会ったこともない人達が徒党を組んで、有名人や時の人を、日常

          SNS時代のコミュニティ

          つながる、はかどる。

          ひとりだけど、いっしょ。Shut Up & Writeコロナのために、私の大学も春からずっと立ち入り禁止が続いています。秋学期もオンラインでの講義が主流になるとの連絡がありました。大学での勉強の醍醐味って、授業中のディスカッションだったり、学食でのおしゃべりだったり、研究室でのちょっと尖った議論だったりと、コミュニケーションを伴うものが大半で、それがバーチャル&一方通行になるととっても味気ないです。まるで、日の丸弁当。海苔でもいいから彩りが欲しいなと思い、オンラインならではの

          つながる、はかどる。

          全力集中!オンライン勉強空間

          Shut Up & Write!  黙って書く!の会 ------------------------------------------------------------------------------------ 1人ではなかなかモチベーションが上がらない人、あなたのその仕事/宿題/勉強/論文/ブログetc.その他なんでも一緒にやりましょう! -------------------------------------------------------------

          全力集中!オンライン勉強空間