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教員向けセミナー開催レポート『共通テスト対策の原点「読み解く力」の指導法』【代ゼミと考える読解力#9】

こんにちは、代ゼミ教育総研note編集チームです。

8月8日・8月9日に、教員向けセミナー「共通テスト対策の原点『読み解く力』の指導法」を開催しました。

約100名の方にお申込みいただき、教員の皆さまの読解力への関心の高さ(そして読解力の低下に悩んでいる学校現場の状況)を改めて感じました。

お申込みいただいた教科の分布は、
[数学]30% 
[国語]24% 
[社会]19% 
[英語]12% 
[理科]10% 
[その他]4%
 
5教科全てお申込みいただき、新設の「情報」ご担当の先生も複数名ご参加いただきました。

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国語だけに必要と思われていた「読解力」が、どの教科でも必要とされている現状とその対策については、こちらの記事もご参照ください。

「共通テストで問われる読解力」について論じています☟

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今回のセミナーで特にお申込みが多かった「数学」については、正解を導き出すために「問題の条件を正しく読み解く」ことが必要ですが、条件を読み飛ばしたり、勘違いする生徒が多いというお声をよくいただいています。

生活に密着した素材から出題し、数学の知識に連結させるのが共通テスト数学の特徴であり難しいところです。

その「生活に密着した素材」から「数学の知識」にいかに素早く読み換えるか。その遷移をスムーズにする通路を数学の授業で立ち上げておくと、無駄な読み返しを省いて効率よく取り組むことができるでしょう。


セミナー受講者の声★
(抜粋・編集の上掲載)

とても興味深い内容でした。
読解力はどの教科においても必要な力だと日々の指導で実感しています。
読解力の不足が「知識はあるのに問題が解けない、正解にたどり着けない」原因であるように感じます。

「生徒が読めているかどうかはアウトプットでしか確かめられない」本当にその通りだと考えています。セミナーで伺ったアウトプットの手法を実践してみたいと思います。

早く読む➔理解できないから読み返す➔時間をロスする、この負のスパイラルに多くの生徒が陥っているのにわかっていない。そこから解きほぐすことが必要であると改めて感じました。今回の動画の基礎編や応用編があれば聴講してみたいです。また、限定公開で再視聴できると助かります。

教科指定もない中での難しいテーマであったと思うが、具体的事例も含めてご講演いただき、貴重な機会となった。短くコンパクトにまとまった内容で、空いた時間で視聴しやすかった点もとてもよかった。


今回のセミナーのアンケートは、満足度が95.5%と非常に高く、セミナー動画のアーカイブ化や、スライドの提供などを希望する声も多くいただきました。

セミナーで出たソリューション+もう1つソリューションのご提案を加えたのがこちらの記事です。

セミナーのアーカイブ化の予定はありませんので、全てのソリューションを確認できるのはこちらの記事だけ!ぜひご覧ください☟

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セミナーの最後には、「読解力を学校組織で考える」事例についての話も出ました。

本セミナーに参加いただいている先生は「読解力」を育む授業アイデアを持ち帰ってくださいましたが、その先生お一人、つまり点での指導では、学校全体の読解力を底上げすることはかなり難しいです。

セミナーに参加した先生方がフラッグを握り、他の先生方や学校全体を巻き込んで、面での指導を実践していくことが、読解力向上の鍵を握っています。

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