ある日突然、夫が適応障害になりました㉘～大の苦手だったキュウリ～

３０代小学校教師の夫の日記を紹介します。
適応障害やうつなどの心の病で苦しんでいる人や旦那さんだけでなく、家族がおられる方々にも、ぜひ読んでいただければ幸いです。

最近チャレンジしたことがある

それは、「子どもの頃から大の苦手だったキュウリを食べたこと」だ

きっかけは、週末のシェア畑の世話をしている時に

優しい女性がキュウリをおすそ分けしてくれた

私以外の家族は、キュウリが大好きなのだが、

私は子どもの頃から大の苦手だった

サンドイッチに入っている薄いキュウリでも無理で

キュウリを抜いた後のサンドイッチも匂いが残っていて食べられなかった

しかし、今回もらったキュウリは、土づくりからこだわった

無農薬のキュウリとのことだ

非常に手間暇をかけた愛情たっぷりのきゅうりだ

家族は、家に帰ると、いただいたキュウリを食べだした

「すごく美味しい！」と言って娘や息子も夢中で食べていた

家族の姿を見ていて、不思議と私も食べたくなった

そして、勇気を出して、キュウリを食べてみた

食べたキュウリは、私が苦手だった独特の匂いがなく、本当に美味しかった

キュウリは、噛めば噛むほどポリポリと音を立て、イキイキしていた

私は、生まれて初めてキュウリの美味しさを実感した

キュウリの本当の良さを知れた瞬間だった

今まで苦手だと感じていたことでも、

本当の良さを知れば、

新たな世界が開けるのではないか

キュウリを通して、

新たな世界に一歩踏む出せた有意義な一日だった

これからは、自分でキュウリ料理を作り、キュウリと仲良くしていきたい