フォークサイコロジー:サピエンスは自己流のエセ心理学を生み出すように進化したサルである #ToM Ⅰ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」
#01
ヒトは"精神論"を好む
さっそくだが、ひとつ疑問がある。
Q.「心理学」の世界にはなぜこんなにも「デタラメな理論」がはびこりがちなのだろうか?
────まあ色々答えられるのだろうけど、進化心理学者はその問いに対して、「人間は"精神論"を考えるのが大好きな動物だから」という面白い回答を与えたりする。
つまり、(いま進化心理学者が答えたように、)サピエンスという動物は、「人間は○○な生き物だ」みたいな仮説を構築したり、「人間はみな○○という概念に突き動かされて行動する」といったモデルを頭で組み立てたりするのが大好きな存在なのだということだ。
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