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日記、エッセイのようなもの

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#わたしの本棚

在学当時から青々としてます。

学生の頃、宮本輝の「青が散る」という小説を何度もくり返し読んだ。

いわゆる青春の群像モノの小説で、将来への不安とか悩みとかが描かれているのだけど、宮本輝が書くと背伸びがない日常の中にこそ小説で描かれるべきものがある、なんてことを教えてくれる。

この小説の中で特に好きなシーンがある。それは、たしか夏の夕方。馴染みの安い中華料理屋さんで汗をかきながら、悩みとかを語り合い、ビールと餃子をたらふく食べ

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古書店破り。

古書店破り。

人通りが少ない道路に面した古書店。
入口にある小さな看板に書かれた店名は読めない。

覗き込むと店内の両脇には天井まで積み上がっている本棚が並び、その奥に店主の姿が見える。

いわば今日の対戦相手だ。

年齢は40代、お洒落なあご髭、
丸ぶち眼鏡、見たこともない新聞を読みながら入口から覗き込む私を一瞥した。

「たのもー!!」

心のうちで僕は叫ぶ。

「ほう。うちに古書店破りとは大した度胸だ。お

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