失敗しない肩関節拘縮のシンプルな治療戦略(これさえ知れば肩は怖くない)
肩の治療って難しいイメージがありますよね。
肩に対して次の悩みがあるあなたへとてもおすすめな記事です。
・肩の患者が来ると不安
・肩の治療でまず何をすればいいかわからない
・肩の可動域が出ない
・肩関節拘縮の施術がうまくいかない
この記事を見ていただければ、肩への苦手意識がなくなり肩の患者さんに入る時は自信を持って治療できるようになります!
肩関節拘縮の治療で最も重要な考え方
私が肩の治療で大切にしていることは、
肩甲上腕関節を求心位にすること。
求心位にするために私はシンプルに考えるようにしています。
肩関節周囲のどこかがタイトネスで骨頭が求心位に戻れないなら、そこをリラクゼーションさせ求心位に戻れる状態を作ったらローテーターカフ(主に肩甲下筋と前鋸筋)を活性化させ安定性を高め固めるイメージ。
「求心位から骨頭がズレる」このことを考える上で大切な知識がありますがそれは、
オブリゲートトランスレーション(obligate translation)
上腕骨頭の並進運動(偏位)です。
骨頭の偏位が起きるとインピンジメントが生じやすくなり90度以上の挙上で肩の上方や前方に痛みがでることが多いです。
オブリゲートトランスレーションの治療戦略
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