"役立つ"ノウハウ本の見分け方
noteで交流をしている中で
「ノウハウ本が身になったことが少ない」
というお話を聞きました。
私は、どちらかといえば、多少であっても「役に立った」と
思うことが多かったので、この声はとても新鮮でした。
よい機会だと思い、世に数多あるノウハウ本の中で「どんなものが役に立つのか」ということを考えてみました。
あくまでも私見です。他のご意見、大歓迎です。
そもそも、ノウハウ本って、役に立つのか、という点から。
世間ではときどき「ノウハウ本に頼るな」なんて言われることもあるので、ここから考えてみます。
結論…ノウハウ本は役に立ちます。
結論、速っ(笑)。
そもそも本の存在意義というのは、先人の知恵の伝承。もしくは、専門家の技術の伝授。このあたりが大きいですよね。
そして結果として、世の中にはこれだけたくさんのノウハウ本が出ている。それらがしっかりと売れていて、つまりは商業として成り立っている。
これが、私がノウハウ本は役立つ、頼ってもよい、と考える根拠です。
おそらく問題は、役に立つものだけでなく、役に立たないものも混じっている、ということなのでしょう。
そしてそれらは、意外と見分けにくい。
はい、ここからが本題です。私の考える、「役に立つ本」と「役に立たない本」の見分け方です。
■私の思う、役に立ちにくいノウハウ本
○天才が書いたもの
→再現性が低い。我々のような非天才には真似できない。
そもそもノウハウ本のつもりで書いてすらいない可能性もある。
○たまたま運がよかった人が書いたもの
→たとえば宝くじに当たった人が、宝くじの当て方を書いたとしても、
それを読んで当てることはできない
こういうものは、読み物としては面白いかもしれませんが、
いわゆる実用書として役を果たすのはとても難しそうです。
■私の思う、役に立ちそうなノウハウ本
○努力や苦労をした人の書いたもの
→そうした人の考え方を知ることは、自身の行動を変えるきっかけになる
感情移入して読むことができてかつ、道筋が書いてあるというのは実用書として強い。もちろん、成し遂げる努力は必要になる。
○科学的な情報と具体的なノウハウがたくさん書かれたもの
→「時速7kmで歩くことは、走るよりも高負荷で故障リスクも少ない」
なるほど、やってみよう、と思いやすく、実践できない理由がない。
この情報1つではもちろん本として成立しないため、この種の情報が多数掲載されている必要はある。
いかがでしょうか。
世の中のノウハウ本って、ざっくり分けるとこれらのパターンのいずれかに入るかな、と私は考えております。
立ち読みなどで本を選ぶ際は、よろしければご参考にしてみてください。