良質な油で良質な眠りへ
脳の60%は脂質です。
良質な油を摂ることは、良質な脳を作り、質の高い眠りも育みます。
睡眠は脳を守り、休め、育てるものだからです。
細胞の細胞膜も油でできています。
細胞膜がやわらかくしなやかであれば、毒素を排出しやすく、良い油も入りやすくなり、脳の活性化にも役立ちます。
油には、積極的に摂りたい油となるべく摂らない方がいい油があります。
積極的に摂りたい油はオメガ3系の油で、DHAやEPA、αリノレン酸です。
DHAやEPAは、セロトニンの効果を強化し、不足するとうつ症状を招きます。
脳の海馬に作用し、認知機能を改善する作用もあるため、不足すると学習トラブルにも繋がりかねません。
サンマ、サバ、あじ、あなご等の魚に多く含まれています。
αリノレン酸はアレルギーの予防にも効果的で、アマニ油やエゴマ油、しそ油などです。
特に魚の油は、夜更かししがちな子や夜型傾向の方にはおすすめです。
体内時計をしっかりと前に進めてくれる力があります。
魚が苦手なお子さんは、アマニ油やエゴマ油、MCTオイルなどを摂るといいです。
なるべく摂らない方がいい油は、トランス脂肪酸です。
マーガリンやショートニング、マヨネーズなどを使った食品に含まれています。
業務用の揚げ油にも含まれているものがあります。
お惣菜や外食の揚げ物なども控えめにすると良いでしょう。
残りの夏休みの食事で、ぜひ心がけてみてください。
しあわせ快眠デザイン
睡眠栄養指導士
椎葉ゆう子
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